素人レベルからプロレベルまで様々試合動画を見てて一番面白いのは言わずもがな戦術の軸があるかどうか

素人であれば戦術はとりあえず入れる

初心者ならば自分の練習した技を入るまでやる

中級者ならば五球目くらいまではシステムとして頭にある

上級者ならば細かい、細かすぎる、、、


少なからず、戦術の基軸にあると言えるのは繋ぎのボール、嫌味をつける技術である

三球目で高いボールを叩けるレベルにあるならば繋ぎのボールを低くしなければ嫌味をつけられない、殴られるだけ殴られる

それが初心者、私がよくいう中学生卓球のレベル

例えば中学生でなくて、卓球を大人になってはじめて三年経ったくらいとしよう。
一通りの技術を身に付けて、露骨なレベルの技術以外は大抵返せるようになり、受けの技術から打たせない技術を習得しようという発想に至らない限りは基本的には繋ぎのボールは相手のチャンスボールである

色々卓球動画が世にあふれかえっているが、ストップとかツッツキのやり方は書いてあっても、微妙に打てないボールを微妙に打てなく返す、いわばぬめっと返す技術を解説している動画は誰も出してはいない

そうした技術が必要だと気付くレベルもそんなに低いわけでもないし、事実そんなのなくても勝てたりする。
それにそうした技術が求められる域に達した場合は既に戦術的に物事を考えられるようになっているため自然と習得しようと練習しているというのが実情ではなかろうか。 

試合でてっとりばやく勝とうとするなら相手にチャンスボールを貰える練習をしてチャンスボールをきっちり打ちぬく練習をし続けるべきで、そのためのパターンを全部洗いざらい考えるべきである。

そうした時に自分からパターンに外れるようなことをしていては分岐が膨大となるため、打たれないようなボールを送る前にそもそも打たれるケースのが増えてしまう。

この文脈では画一的な卓球は強いともいえる。(短い下回転からの縛りプレイ。レシーブでも出たらかける、出なかったらストップみたいにやることを縛る。) 
だからこそ初心者に色々な技術を教えて練習をさせるよりかはサーブ三球目、五球目に絞って分岐を乏しくしたうえで、そこから練習させた方が強い。

ちょっと話が膨らんでしまったが、繋ぎのボールとは択負けした際の緊急手段と言いたい。

自分の思う強い択を押し付けようとした際の予想外の展開に対応する為に、相手にも択を押し付ける。

その択というのはチャンスを与えて打たせるか、それとも難しいボールを送って相手に繋ぎをさせるかなどなど

色々卓球動画を見る中で散見されるのは、打てないボールが来たときの択の押し付け合い(先に打てよ、と)

ストップ対ストップなんかは一番わかりやすいが、要はあの局面でなぜストップをするかといえば、先に甘いフリックなりドライブをした方がカウンターで負けるということなのである。

といっても我々一般レベルであれば、フリックして詰まりながらかけられたボールこそチャンスボールなわけで、フリックでアドを取れる局面が多いわけだが、プロなんかはそうでもないと。

また、水谷の試合をみていればよくあるが、微妙に出る低いツッツキ。あれこそがプロの試合動画を見ていて難解に思わせる理由ではないか。

一目切れてなさそうなのに、中国人でさえあれをぶち抜こうとしない。

ぶち抜けない質のボールであって、それに対する繋ぎも大概低くて打ちづらい。だがそれに対して水谷は外を捉えた短いループで点数を量産したりする。

このパターンであれば水谷の繋ぎは相手に択を押し付ける意味合いで繋ぎなのではなくて、自分の決め球への繋ぎ、パターンへの繋ぎの微妙なツッツキともいえる。

やはりプロは恐ろしい。単なる繋ぎというのは存在しない。相手の選択に応じてはすぐさまハメパターンに入るし、相手も知らず知らずのうちにハメられている。


さて、一般レベルの我々もただ入れるだけのツッツキやらつなぎやらしちゃってていいのだろうか。
そこでワントリック入れられたらプロっぽくなったりするのではないか。
なかでもマネできるものもあるのでは
いつだかの国際試合での水谷対オフチャロフのフルゲーム後半でのフォア前に甘いストップからのカウンターバックブロック
あれはなんだかんだマネできる、意図的な緩い繋ぎからのパターン

繋ぎこそが布石、むしろ繋ぎこそが得点源。

やっぱりただ入れてるだけでは意識が低くて面白くない