インターハイで快進撃を続ける明豊の卓球、みなさん見ているだろうか


団体戦はこれだからこそ面白いんですよ

明豊の卓球にはそんな要素が詰まってますね

まずルックスが良い。坊主で顔つきも険しい。応援でも全員が全力投球で跳ねまくる。
体力がなきゃできませんよってぐらいの熱狂度に加えて、観客席も大応援団かと思わせるほどの声量。


吠えれば返ってくる環境って声の出しがいがありますからね
返ってくる声を聴けるぐらいの余裕があれば試合中も案外落ち着いていられるもの

そして、見栄えのしない卓球

おしゃれなぶち抜きチキータや、前陣で早い打球点でのカウンター、YGサーブとかそういうのじゃないんですよ

きっちりストップして、打たれたら中陣でしっかり待って引き返す
出たらかけるを徹底しており、低くて回転量のわかりにくいループドライブをオールフォアで絶対入れる

打たれたらバックドライブでカウンターではなく、ミート気味にしっかりコースに返してフォアで回れるかを探る


こういうミスをしないが、楽もできない、自分をとにかく苛めて自分次第で勝てるような卓球をするのがその実団体戦で一番強い

なぜ強いって、自分のメンタルが強かったら負けようがないですから

勿論圧倒的実力差があっていっぱいカウンターされたら負けるんでしょうけど、この類の卓球を年内で一番大事な大会で、なんなら有観客で声出し可能な環境で初めてされるとなれば、どんな強い選手でも少なからずプレッシャーを感じる

一度出たらかけるをされていやだなと思ったら、チキータなどの台上で先攻めしようとしてみるも、そこを狙ったかのように低くて切れてるボールを出され封殺される

では短く変えそうとストップを試みるもそのころには微細な感覚までも奪われ少し長くなり、チョリで返され泥沼に・・・


誰もが現役時にはまったことがある泥沼展開に、あの野田学園も引きずり込まれているのが現代卓球をしている選手にとっては耐え難い現実かとは思うが、だからこそ見ていて面白い


スポ根作品でもみているかのような熱さを感じれる


これから準決勝・決勝と続いていきますが、とにかく明豊の卓球は必見
勝ち負けなんかどうでもよくなるような熱さ、痺れる競り合いが見れますぞ