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かけたら負けの世界観が流行っているのはどのレベル帯か

そう考えれば全国レベルか、世界レベルかと思い浮かぶのが普通だろう

カウンター全盛の時代でかけたらぶち抜かれる。ラバーの高性能化から誰もが簡単にカウンターが出きる。
これはレベル帯に限らず、一般レベルから世界レベルに至っても共通である。しかし、その一方で最強のループドライブを打てればカウンターはされない。それどころかエースボールにもなりうる。
38mm、40mmグルー時代、ノングルー時代、いずれの時代を見てもどのレベル帯を見てもこれは普遍的な事実である。

では最強のループドライブは何か。これに関してはYoutube上でいろんな人が解説しているところであるが、自らが受けてみて取れない・カウンターができないと思った性質のものこそが最強のループドライブであるのでそれを想像してみてほしい。
触ることでさえはばかられるようなボールは、誰からみてもそう見えるものだから。

・遅い
・浅い
・回転がかかっている
・低い

おおよそこの4つの要素のうち3つを満たすボールが最強格のループドライブ

誰もがこのループドライブを目指してティモボルのように打点を落として回転をかける練習したことがあると思う。
しかして打点が遅くなった結果高さのコントロールが難しくカウンターをされることが多々あったのではないか。

最近卓球をしていて思うのは、打点を落とす余裕があるほど出ているボールに対してはぶち抜いた方がよいのではないか。
これだけ高速卓球が流行っている中で、わざわざミスを誘いたくてループするようなボールはこないし、ループをするならば相応に強打しにくいボールである。

具体的には出るか出ないか微妙なボール。
レシーブがしにくいようなボールに対してであったり、ストップに対してやや長くなってしまったストップ。

そもそも論としての想定局面が用具の進歩と卓球の変遷からして、ラリー重視かつぶち抜き全盛にも近い現在と、ノングルー40mm時代とは異なっているのだ。

言い換えれば強いループを出すべき局面もまた高速化しているし、より難しいボールをループしなければいけない状況になってきている。

やや台から出ていて、下がって打点を下げたらコントロールが困難なボール。
むしろ台から近いところでループをした方がいいようなボール。

打法研究系の当ブログ記事を読みなれている方ならばそういったボールへの解放はなんとなく想像がつくかと思われる。
その答えは縦面でのループ、ヘッドを前気味にしたループである。

少し前の動画であるが、鶴岡東出身の宇仁田選手のフォアを見てほしい。
一見癖があるようにみえるだろうが、「ループ狂」が大量に生まれるあの鶴岡東出身の選手のフォアでこれだけ打法が見やすい動画はなかなかない。

縦気味の面で打った打ちづらいループに対してもインパクトを作りやすく、打点も早くかつ低く出しやすくなる。

なぜはまたおいおい考察していこうと思うが、現環境でとても刺さる技術であるので、読者の方々もぜひ参考にされたい。