おひさしぶりです。
たまには書いてみます。
今回のは自分で気付いて目からうろこの練習方法です。

最近、いつもの大学時代の同期と卓球をするときに基礎打ちをするんですよ(あたりまえかもしれませんが)

普通の基礎打ちではなくてダラダラ続ける基礎打ちをするんですね。
ゆっくりめに、フォアしたらバックして、バックしたら回り込んで、ストレートして、一本一本して、左手でやって・・・試しにやったらいきなり10分間ノーミスでラリー続いたんですよ。


それからというものゆっくりめから基礎打ちを慣らしていって徐々に普通のスピード、引き合いにとしていくとラリーがすごぶる調子がよくなるというかもとに戻りやすくなる。

そんでこれを大学時代の一番弟子とやろうとしたらまぁ続かないんですよ。さすがに向こうもあんまり打ってないし。


そこで気付いたんですよね。

「ゆっくりのボールでオール対オールしたらどうなるか」

基本的にサイド狙うときにミスをするか、サイドに振られ続けて追いつかずミスをするか、エッジ・ネットでやられるかが得点源になり、30回以上は最低でもラリーが続くようになります。

例えばフォア振られた後のボールなんかもギリギリまで引き付けて追いついてかえすわけですよ、普段だったら見送ってるボールも頑張って一歩出して。

自然と腰もまんなかに、立ち位置も戻って前でやるようになるし、フットワークの全てが詰まっていて戻りの練習に直結するんですよ。

で、一番いいのは打球点を常に意識しなければ遅くて丁寧なコースにはつけないわけで。
ただ楽して強打するよりも神経使うわけです。

となればなおさら動く必要があるし、なおさらボールを見る必要があるし、点数取るためにはしっかり相手も見なければならない。
普段ボールスピードで忙しくてできないことをすべてやらなければいけなくなるわけです。

これってつまり、上手くなるための負荷の全てをボールスピードを遅くする対価として自分にかけられるってことですよね

こんないい練習あります?

30分くらい5点先取でゲーム形式でやった後、普段のボールスピードでバック対オールしてみたんですよ

笑えるくらいボール見えて、笑えるくらい動けて、笑えるくらい相手も見えて、ボールの質もよくなるんです

単なる続ける目的でのフットワークではそこまで動けなかったのに、常に機転を効かせて、常に状況判断を求めさせる状況下の方がすぐに効きやすいようです。


これまでの常識手順からは、練習はこうすべきというものをやるものでしたが

遅めのボールでオール対オールをするという、一見して遊びに見える練習でさえも、しっかり目的意識を付けてやれば色が大きく変わります。

この際の目的意識は点数を取るため、ミスをせずゆっくりしたボールでミスを誘う

余裕がなければできないことを余裕がある状況下で出来るようにすることで、そこに使うメモリを減らしボールスピードへの反応に次から費やすことが出来ます。

徐々に早くしていけばボールスピードもそれほど普段と変わりませんから、気持ち少し早くなった程度の処理で間に合うようになると思われます。まだそんなにやってないのでわかりませんが。


かなりふわっとした心理的な部分ではありますが、試しにゆっくりボールでオール対オールしてみてください。

卓球観が大きく変わると思われますよ。