反省を続ける中でダブルスの相方に面白いことを言われたのを思い出す
「長いYG一回強く打たれたじゃないですか。その時点で僕だったらサーブ変えています」
この話を聞いた時、もし相手が一流の選手ならば確かに変えるかもしれないが…フルゲームで競り合えているようなレベルの相手にわざわざそこまでする必要があるか?なんなら三本連続で出せば一回はミスするだろうから、そしたら点数を1-1ぶんノーリスクで消化できそうな気がするが

私は基本的には51パーセント理論信者
フラン記事 51パーセント

最終的に勝つのが目的だから、目的の点数が取れるように試行回数を重ねていって、その道中で得た情報を元により得点が出来そうな展開へとシフトしていくことを考える

試合中に11-9で勝つのと、11-2で勝つのとではどちらが苦手か

こう問われた時、前者の方が苦手だという人が多いだろう
そりゃそうだ、取って取られてよりあっさり点差がついたほうが試合は簡単なのだから
だが、私なんかは強いボールを持っててもミスをガンガンするタイプだから、点差がついて圧倒的に勝つことの方が少ない
点差がついても11-5とかだ

競り合った時のメンタル状況はその人の性格や卓球観に依存するから、競った時の思考パターンは実際に競った時の行動をみない限りはわからない

競った時にリスクを負ってでも攻めたいタイプは、クレバーか無法者、チキンなのかは人それぞれ。
せめて「うんうん」と見れるタイプと「だめだめ」といったほうがいいタイプがある
山大農学部を見ていると、ペンの子にはイケイケどんどんだけど、左の子には自重しろと言いたくなるもの
かくいう私は基本勝気のギャンブラー気質だから、攻めていって期待値取れないときの方が少なかった、のに今はとれないので自重しろ、といったところでしょう

ただ何も考えずアドバイザーが、選手がミスをしたときに「暴走している」「丁寧に」といっているようだと、適切なアセスメントはできていない。ミスはしないにこしたことは無いというただのアドバイザーの思想なだけだから無意味。
ミスの質とか、もともとの考え方を理解してあげないと競り合いで勝てるようなアドバイスはできません
こればっかりは心理学的な側面も強く、その選手への理解度とアドバイザーのコミュニケーション能力に依存するところかと
もうこうなると確率関係ないでしょ、と思うところだが、「本人にとって分が良く相手にとって分が悪い」可能性が高い戦術
をする上でのミスはその時ミスであっても今後点数として返ってくると考え送り出すことが重要だろう


また、競った時でもやること変えずに自分のやれることをやるタイプは、得てして見守ることもまた重要
そのためにも、メンタルが尽きるのが先か、相手にトリック入れられてやられるのが先かはわからないが、まず前提として選択した戦術が精神的に積極的なものかどうかの評価が必要だ
いくらやれることをやるとしても消極的に行っている戦術はどうしても辛い

よくわかんないサーブを頑張ってツッツキして、もし浮いた場合は打たれるのを覚悟、少し低くいったらループorスピードドライブが来るかもだけど頑張ってつなぐ
みたいな戦術は例えやれることをやっていたとしても、相手に好き勝手やられるという意味で相手依存、積極性、支配権共に相手にあるために精神的に辛い
おおよそこうなった場合は相手が強く、手詰まりな傾向がある
やれることだけで積極的となると、「出たらかける」だろう
無論相手のブロックが強かったら辛いが
頑張れる争点が残ってる分積極的に勝負に行ける
この自分がいつも通り頑張れば点数が取れる状況を作るためのトリックは、たとえ失点したとしても必要だ
相手のメンタルは案外操作することが出来る
例えば相手が全く自分のYGの回転量が分からないとしよう
最初にキレたYGから入り相手は困惑
次は弱YGから入り他の回転に見せかける
→この時点で回転量はわからないまでも入れにはいけるかも、と錯覚させる
それ以後中YGで長短変化をつける
→ミスの仕方触らせ方を複数強要することで、相手に決まったフォームで打たせない
最後はYGのフォームから普通の上
→相手は待って返すことしか考えていない
 となれば上が来た時に余計見入り、エースをねらえる可能性が高まる

この過程でミスをしてもいいのは中YGの変化の時点
ここでのトリックミスは相手に与える情報量が少なく、次の三球目を狙える状況はずっと作り続けることは可能
最もミスしてはならないのは弱YGにかえる瞬間
ここでミスをしてしまっては、次に同じサーブをする際甘く入る可能性が絶大に高い
三球目で頑張る、といったコンセプトの際のサーブミスは状況によってはただ相手に一点がいくのみでトータルでマイナスにはならないケースがある
このようにトリックミスをしてもいいもの、悪いものがあるため、その中でもミスしても状況がいいものをアドバイスしてあげればより積極的に勝負にいけるだろう


以上二つの分類としては微妙だったかもしれないが、ハイリスクハイリターンで行くのか、ローリスクローリターンでいくのか、その人のキャラクターもあるだろうが、その瞬間の精神状況に大きく左右される根幹の部分である

私も大学時代エースポジションで勝たなきゃいけなくなってからハイリスクハイリターンにスタイルを変えたが元々はローリスクローリターン
繋ぎ続けてブロック勝負の方が自分の本性
今回ブログで書いてみてわかったが、私が劇場型卓球をし始めたのは、打って入るし格上をつぶすためにはそれしか手が無かったからだから、今の環境下で私の方がMAX値が高い試合の方が多く、そこまで頑張って劇場をしなくてもいい気がしてきた

バックドライブでループをかけてからバックプッシュが売りだったのはいつの話だろう
元々は最後まで打たずにかつのが芸風だったはずでは?
負ける試合はだいたい自爆していただけなのに

と反省がやまない

戦術一つ一つの確率で見ていけば勝負出来ていたとしても、自分の精神状況と思想にマッチした適切な戦術なのかは試合が終わってみないとわからない

常に自分のメンタルの状況を評価して、五分以上の展開であっても一度立ち止まってほかの展開を試す必要性はあるだろう
ただ5ゲームマッチではそこまで試せるものも少ないし、ダブルスならなおさら少ない
それ故に聞いている展開があるなら途中で潜らせておく、ないしはリードしているなら他も試してみる、もしくは最初から二つの展開を交互に繰り返すなどして相手の気をそらし続けるのも確実に勝つためには必要なのかもしれない

自分の中での必勝分岐をどこまで看破されずに続けるか

どこで択を押し付けるのか

考えれば考えるほど試合は面白い

それ故に思ってしまう
私は監督の方が向いている、と

卓球がしたい