先日、鶴岡卓球協会主催のナイターリーグ に参加してきた
団体個人ともに、試合自体は快勝、相手は明らか各上だった
久しぶりの試合でベンチで指示出しするのが楽しく、それもすべて刺さり
「ああ、遂行能力が高い選手のベンチは幸せだ」
と、よい夜を過ごせた
三か月ぶりくらいに三週間前にラケットを握ってから週一軽く打ってたぐらいの私
自分の体が自分の体じゃないような浮遊感と、ラケットの軽さに慣れない
試合前の練習でフォア打ちをしてみたが、フォア打ち自体は何気なく入る
基礎もたやすくできる
だが…フォア打ちの際の最初の一球目のサーブが出せない
どうしても手が震えてしまって、距離感が分からない
というか体の違和感が怖くて、何気なくこれまで出せていたのが出せない
これまでも東医体初日であるとか、負けたら自分の価値が下がりそうな時とか、そういった時の練習でどうも基礎打ちのサーブが出せないことは多々あった
どこか気負っていたのか、自信がないのかわからないが
初心者サーブを芸風にし始めたあたりからだったと思う
最初に入りさえすればフォア打ちはできるのだが、練習をし始めれば「大丈夫、できる」と思う一方で、練習をし始める最初の一本まで自分の中で障壁として「練習をするという行為そのもの」が立ちはだかっていた
心的ストレスの大部分を占めるのは「負けそう」、「あんなのに負けたくない」、「負けると恥」、「申し訳ない」とかどちらかといえばマイナスの感情ではあるが、それでも卓球をしなければならない状況下で、その卓球の自分発信の一本目が、試合前練習のサーブなのだ
こう考えれば、私の中での一番つらいことは「練習前のサーブ」であるため、ここに精神状況が現れるのは理解しやすいことと思う
「手が震えてどうも出せなくなる」のはこの意味で自分の精神状況を反映したイップス症状の一つ、と考察できる
このように特定の技術、特定の状況下でイップス症状が現れるということは、相応の心的ストレスがベースにあり内省の後に説明がつくケースが多いのではないかと考える
実際イップスに関する考察を読み漁れば同様なことを書いてあるかと思う
しかし、世には精神的問題ではなく、神経学的問題により不随運動を生じる現象をイップスに含んでしまっているケースがあると聞く
イップスについて② イップスとジストニア
姉妹ブログ、フラン参照
また、卓球選手でジストニアと診断されたケースもある
苦しみ続けた体の不調 卓球引退後にジストニアと判明
ジストニアとなれば神経学的治療をしなければ治ることは難しい
イップスの治療法について〜おそらく普段行われることはないだろう〜
もしそれがジストニアでなく、イップスに近しいものであれば、フォームの工夫や代替方法を考えることで代償が聞くこともまた多い
サーブイップスに悩むあなたに「サーブイップスを治療した一例」
フォア打ちイップスに捧げるたった一つのアドバイス「動かさずして打て」
さて、ここまでは既出で読んだことがほとんどかと思うが、今回私が引用して紹介したのがこちら
ジストニアの病態と治療
臨床神経という雑誌の総説で、お医者さんが読むような文献だが、ここからめぼしい部分を引っ張ってくると
・ジストニアとは持続的な筋収縮を呈する症候群であり、しばしば捻転性、反復性の運動、異常な姿勢をきたす
・ジストニアには原発性と二次性のものがある
・ジストニアには種々の分類がなされている
→この中で俗にイップスとされるものは、「動作特異性」
書痙、音楽家のジストニアに代表される、同程度の習熟を要する動作であってもある特定の動作に対してのみ症状が出現し、他の動作に対しては症状は出現しない
・ジストニア以外の機序で類似の症候もある
→これを偽性ジストニアという
議論は分かれるが、心因性ジストニアはここに分類され、転換反応もこの一つである
さて、この転換反応とは
転換反応とはconversion reaction 、精神科用語ですね
転換とは心的葛藤が身体症状へ置き換えられる過程
変換症/転換性障害
変換症は無意識のうちの心的葛藤によって様ざまな身体的症状が生じるものの、その症状が身体疾患、精神疾患でうまく説明できない場合いう
以上は疾患として、重いものとして見た場合ですが、フランの言うようにスポーツ選手が軽いジストニアを抱えそれをイップスとしているケースがある、という視点で以て見ると理解しやすくなると考える
転換反応という意味での心因性ジストニアであれば、行動認知療法が効いてくる
カウンセリングや内省を、広い視野、柔軟な価値観で以て行うことが出来れば対応は可能でしょう
本文序盤での私の事例も内省を行うことが出来た為、対応法を元々もっていた為その場で対処できたが、そうでなければ他の技術にも影響があったかもしれない
卓球、スポーツをするうえで同じ物事を違う価値観から考える、考え方を柔軟にする、そうした考えた方が出来るようにあらかじめ知能を高める努力をしていくことが重要だろう
団体個人ともに、試合自体は快勝、相手は明らか各上だった
久しぶりの試合でベンチで指示出しするのが楽しく、それもすべて刺さり
「ああ、遂行能力が高い選手のベンチは幸せだ」
と、よい夜を過ごせた
三か月ぶりくらいに三週間前にラケットを握ってから週一軽く打ってたぐらいの私
自分の体が自分の体じゃないような浮遊感と、ラケットの軽さに慣れない
試合前の練習でフォア打ちをしてみたが、フォア打ち自体は何気なく入る
基礎もたやすくできる
だが…フォア打ちの際の最初の一球目のサーブが出せない
どうしても手が震えてしまって、距離感が分からない
というか体の違和感が怖くて、何気なくこれまで出せていたのが出せない
これまでも東医体初日であるとか、負けたら自分の価値が下がりそうな時とか、そういった時の練習でどうも基礎打ちのサーブが出せないことは多々あった
どこか気負っていたのか、自信がないのかわからないが
初心者サーブを芸風にし始めたあたりからだったと思う
最初に入りさえすればフォア打ちはできるのだが、練習をし始めれば「大丈夫、できる」と思う一方で、練習をし始める最初の一本まで自分の中で障壁として「練習をするという行為そのもの」が立ちはだかっていた
心的ストレスの大部分を占めるのは「負けそう」、「あんなのに負けたくない」、「負けると恥」、「申し訳ない」とかどちらかといえばマイナスの感情ではあるが、それでも卓球をしなければならない状況下で、その卓球の自分発信の一本目が、試合前練習のサーブなのだ
こう考えれば、私の中での一番つらいことは「練習前のサーブ」であるため、ここに精神状況が現れるのは理解しやすいことと思う
「手が震えてどうも出せなくなる」のはこの意味で自分の精神状況を反映したイップス症状の一つ、と考察できる
このように特定の技術、特定の状況下でイップス症状が現れるということは、相応の心的ストレスがベースにあり内省の後に説明がつくケースが多いのではないかと考える
実際イップスに関する考察を読み漁れば同様なことを書いてあるかと思う
しかし、世には精神的問題ではなく、神経学的問題により不随運動を生じる現象をイップスに含んでしまっているケースがあると聞く
イップスについて② イップスとジストニア
姉妹ブログ、フラン参照
また、卓球選手でジストニアと診断されたケースもある
苦しみ続けた体の不調 卓球引退後にジストニアと判明
ジストニアとなれば神経学的治療をしなければ治ることは難しい
イップスの治療法について〜おそらく普段行われることはないだろう〜
もしそれがジストニアでなく、イップスに近しいものであれば、フォームの工夫や代替方法を考えることで代償が聞くこともまた多い
サーブイップスに悩むあなたに「サーブイップスを治療した一例」
フォア打ちイップスに捧げるたった一つのアドバイス「動かさずして打て」
さて、ここまでは既出で読んだことがほとんどかと思うが、今回私が引用して紹介したのがこちら
ジストニアの病態と治療
臨床神経という雑誌の総説で、お医者さんが読むような文献だが、ここからめぼしい部分を引っ張ってくると
・ジストニアとは持続的な筋収縮を呈する症候群であり、しばしば捻転性、反復性の運動、異常な姿勢をきたす
・ジストニアには原発性と二次性のものがある
・ジストニアには種々の分類がなされている
→この中で俗にイップスとされるものは、「動作特異性」
書痙、音楽家のジストニアに代表される、同程度の習熟を要する動作であってもある特定の動作に対してのみ症状が出現し、他の動作に対しては症状は出現しない
・ジストニア以外の機序で類似の症候もある
→これを偽性ジストニアという
議論は分かれるが、心因性ジストニアはここに分類され、転換反応もこの一つである
さて、この転換反応とは
転換反応とはconversion reaction 、精神科用語ですね
転換とは心的葛藤が身体症状へ置き換えられる過程
変換症/転換性障害
変換症は無意識のうちの心的葛藤によって様ざまな身体的症状が生じるものの、その症状が身体疾患、精神疾患でうまく説明できない場合いう
以上は疾患として、重いものとして見た場合ですが、フランの言うようにスポーツ選手が軽いジストニアを抱えそれをイップスとしているケースがある、という視点で以て見ると理解しやすくなると考える
転換反応という意味での心因性ジストニアであれば、行動認知療法が効いてくる
カウンセリングや内省を、広い視野、柔軟な価値観で以て行うことが出来れば対応は可能でしょう
本文序盤での私の事例も内省を行うことが出来た為、対応法を元々もっていた為その場で対処できたが、そうでなければ他の技術にも影響があったかもしれない
卓球、スポーツをするうえで同じ物事を違う価値観から考える、考え方を柔軟にする、そうした考えた方が出来るようにあらかじめ知能を高める努力をしていくことが重要だろう
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