久しぶりに練習しにいった時のこと
「実はフォア打ちイップスなんです。。受験浪人している間にわからなくなって、フォア打ちで震えるようになってしまって。色々医者回って、イップスと診断されてしまったんですよね」
でたでた、イップス
医者もあっさりと言うもんだよ
フラン、バルサミコともども考察している案件ですから、早速いつもの如くお話を聞いてみた
感覚派でしょ
大概こう聞くと、イップス勢はYESと頷く
フォームに関し明確な解答を持ち合わせていないのだ
自分でもわからない予備動作が入ってるでしょ
これまたYESだ
自分でもわかりきっていないフォームがある場合に、イップス症状が出現するケースが多い
さて、ここで考え方を教えてみた
「イップス症状が無意識に生じるとするならば、イップス症状が生じる条件を理解し、潰せば理論上イップス症状が出ない。おおよそイップス症状が出るケースは、テイクバックから打球点までの距離が十分にあり、その道中で予備動作が入る場合だろう。予備動作を入れるタイミングが無ければよい。」
そこでいつもの素材、張本くんの基礎打ちを教えてみた
(上記動画)
テイクバックでは肘を引き、背中に沿わせるような形で取り、体の横近くで打つ
インパクトの際はしっかりとボールを見て、ひきつけて打つように
ドライブ等他の技術を行う際は、その引き付ける感覚のみを意識し、フォームに関しては特段問わない
これらを指導したところ、ほんの5分でこれまで出来なかったフォア打ちが安定するように
最後にはにっこり笑顔
「ヤブ医者の五倍は為になった」
バルサミコはそれにさらりと答えるのだ
「俺も医者だからね」
fin
PS
ヤブ医者の五倍って、全然為になってないよね…
しかして、打球点を体の近くにすることを意識しているって存外少ないのが全く理解に苦しむところだ
コメント
コメント一覧
>打球点を体の近くにすることを意識して
これは私も意識しておりませんでした。
卓球技術全般に使えそうですね。参考になります。
記事にして頂き、ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
体の遠くにするメリットもありますが、体からの距離の条件を近くすることの意義を理解してから遠くする方がいいと考えています。
結局体の近くとは、3Hitのことなんですけどね
楽しそうでなによりです!