フラン氏の最新シリーズが出ましたね!

 
上記事シリーズにおいてはフラン氏も私と同様に、3Hit理論を考察し打法を研究していく中で「必然と」導かれた体の使い方を、纏めてくれています。
上記事ではよくある肩甲骨打法に関して使われたり紹介されたりする関節を含めて紹介していますから、今後まじかよと思わせるような内容を説明する為に必要な情報として使われるはず。
ここまでは過剰と思って私は説明していないので、是非とも理解して頂いて次以降の記事を楽しみにして貰いたいですね!
ハードルを上げるようですが、大方私も一回は触れたことがあるもののあまり説明していない内容を、彼らしくわかりやすく解説してくれるかと思います。

私がここ半年くらいで考察してまとめた「肩関節打法」をより説得力のある形でまとめてくれることかと思います。

それも…英語論文引用しまくって 笑
当ブログを読んでらっしゃるお時間のある学生さんや、お医者さんは是非彼の上記事シリーズの引用文献なり、オススメ文献なりまで洗ってみて下さい。
上手い人が教える、有名な人が教えてるだけの理論よりかはエビデンス高いかと。
・・・私は興味もったabstractしか目を通しませんがね




さて、見ての通り本記事はまたも便乗+フラン押し記事なので、私のこれまでの記事をまとめていきます。

言葉の意味は一番大事、一度は目を通してみて下さい。

まず、ご存知の通り3Hit+CCを満たそうとするとベストの「肩甲骨」打法が自然と見つかると私は何度も述べています。


上記事の補足を見て頂ければ同様のことが書いてありますが、3Hit理論を相対的、かつ絶対的に満たそうとすれば、必然的に肩関節の動作研究に至ります。
それ故に肩甲骨の動きばかりを推し、肩甲骨の動きを意識する際に「たまたま」「結果的に」肩関節の動きが入る為に、従来の肩甲骨の動きの指導で正しい動作を獲得する選手が多く生まれたことを批判しています。
元から肩関節の動作が実についている人が肩甲骨打法の指導を受けた場合、それは元から出来る運動を補助する動きである為にハマる傾向もあることでしょう。
この辺りはフラン氏が間違いなく指摘すること間違いなしですので、言及することは控えます。


はじめちゃん便乗記事です。
一応補足にて問題提起しており、仮定レベルで考察を止めているため真実はわかりませんが。
この辺りも大方フラン氏が…
答えが分かっても細かすぎますから、実際のプレーに大きな影響を与えるとも限りません。
ただ、肩関節と肩甲胸郭関節のどちらを意識するかは、プレーに多大な影響を与えることは間違いありません。

他にも色々ありますが、、、ざっくりこの辺りを見て貰えれば彼の記事も読みやすくなるかと思います。

PS

改めて、というより再三ここに書いておきますが、肩甲骨打法だけに非ず、肩関節打法はどれも「単一の動作だけで説明がつくものでは無い」ということです。

もし肩甲骨打法は「肩甲胸郭関節の内転だけが本質だ」とか、「肩鎖関節だけが本質だ」とか、極端なことを言っていた場合、それは全て的外れということです。

そうした「本質だ」という動作が、打球の結果に最も直接的に関連しているのであれば本質という表現は確かに合っているのかもしれません。
しかし、単一な動作だけではあくまでラケットを動かすための一部の動作でしかないのです。
それ故に私は、3Hitを用い、絶対的条件もしくは相対的条件のどちらかを満たすために必要不可欠な動作を「本質」とし、それを満たさなくとも入らなくはないものの、それを満たせばまず入るであろう動作を本質として考察しています。
そして、その動作は単一ではないが、その動作に最も関連する関節は1つに絞られるとし、肩関節を推しています。
この意味では、肩関節は本質と言い換えることはできますが、まあ言い過ぎと思われる方もあるかもしれません。
ただ、ぽっと出で「肩関節が大事!」と言い始めたわけでは無く、話を詰めていった結果肩関節に行きついたことは、ブログ解説当初の記事から読み続ければ誰しもがわかるかと思います。ここ2年の研究の経過が見て取れるでしょう。
そのお蔭もあって、今やネタ切れで困っている有様ですが、フラン氏が私の閉塞感を打ち破る、無駄に細かい記事を連投して下さるということですから、楽しみなものです。
「マクロからミクロへ」
こう書くと彼は、神経生理学に足を突っ込んでしまうので止めなければいけませんが・・・・