フラン氏おかえり!!!!!!!!!!

いっぱいブログ書いてくれるようなので、みなさんみにいってくださいね!!!!!!!!

フランのブログ


この前の日曜日に東日本医師卓球大会に出てきました。
参加人数が130人ほど、医者ばかりが揃って卓球をするニッチな大会です。

私は山形大学チームで出たのですが、分かっていたけど面子が凄い。
山大卓球部の始祖・レジェンド整形外科医、3段選手2人、、某止め専のペン粒の先輩、フラン、バルサミコ
これまでの山大卓球部の歴史の中で、団体で優勝した際のメンバーや、個人で優勝した選手が、全ての年代に渡って一同に介するという、他のチームはなかなか集まりが悪い中でこれほどに揃ってしまうとよもやドリームチームだろうというべき面子。

前回も書きましたが、フラン、バルサミコを、「岩崎栄光を倒した男を倒した心臓外科医」「秋田三冠王の外科医」に変えたらまごうことなきドリームチームになりますがね

久しぶりの団体戦ということで楽しくやらせて貰いましたが、ベンチに入って応援するのもまた乙なもの。
フラン氏と共に選手を煽って楽しんでいました
結構上の先生方も乗って下さり、いい雰囲気で勝ち抜くことが出き、優勝できました!素晴らしい!
決勝トーナメント1回戦で当たった自治医大の面子が、現役時代に苦戦した3強がそっくりそのまま出ていてなんともまあ既視感があり、それでいて嫌なイメージが心の奥底から湧き出てきました。
おっさん卓球になり元気は誰しもが卓球に若々しさがなくなっていますが、その分硬い卓球をするようになっており、私の感覚では現役時代よりも強く感じたものです。

団体戦では年代別が一つ変わる毎に1点ずつハンデが課される独特なルール。
といってもハンデを2点与えたって知らないおっさんだし、負けるわけないでしょうとタカをくくっていたものですが、まず甘かった。
50代は私が思う以上に練習されてる先生が多く、なんなら全国マスターズ選手。。。
といってもポッと出のマスターズ経験者ならなんてことはないんでしょうが、継続して全国に出られている方だとそれこそ色んな大会にも顔を出されているわけで、戦術も豊富なわけです。
対峙してみてわかりましたが、全くミスが出ない。
打たせてブロックで回そうとするも相手のミスが出ないんですもの、イラついて負けますよね、私が
2点のハンデも重く、1点ずつ取って勝つのは現実的ではありません。勝つならば1回で3点入るようなプレーを1ゲーム2回ずつ狙わねばなりません。
なるたけ相手をイラつかせて正しい判断が出来なくなってきた所で、ごり押しして勝つ位しか私に残された策はありませんでした。
あっさり頓挫しましたが。
とかくゲーム練習の重要性を再認識させられました。

また、サーブ権を取るかどうかも考えものでした。2点ハンデであれば先にサーブを取る方がいいように思えますが、1点ハンデの時は考えもの。
サーブを取れるものの、1本出したら交代になってしまいます。
これから先は個人の考え方に依るとは思いますが、1-1で相手のサーブを迎えるのと、0-2で自分のサーブを出せるのとでは、私の感覚としては前者の方が嫌なんですよね
もし仮に1-3とかになった時サーブでやらかしたら1-5になってしまうわけですから。
それよりかは0-2でやらかして0-4の方が6点まではまだ遠いですし、やれそうな気がします。
一応ハンデありの際はサーブ権は選べますので、何も考えずにサーブを取っていましたが苦戦した後によく考えればよかったなと後悔するわけです。

40代のカットマンの方と団体決勝で当たった際は、まあおっちゃんだし負けるわけないやろ、何せハンデもたった1点しかないし、と舐めていましたが、、、個人の結果見ると普通にフォーティの部で入賞されていました。
普通に練習されている方のようです。
そうとは知らず、いつも通り見下してかかった結果、1ゲーム目から苦戦。
サーブが効いているからリードしてはいましたが、ツッツキが浮くと70%ぐらいで入るバック強打が来たり、ボールも全体的に切れていてナックル性のボールが無くてやり辛い。
そう思っていたら意外と切れてない繋ぎが来たり。
カット打ちするのも久しぶりで、以前クラブでカットマンとゲームした際、ぶち抜き7本狙って全部ミスなんてのもあったくらいですから。。。(そんでゴールデンタンゴやめました)
ぶち抜きのやり方もあやふやながら、いつもどうやって試合していたかまで忘れており、らしくもなくオールフォア。

先生に「しっかりループして粘れ」とアドバイスして頂き、「ああ、、、私ループ苦手なんですわぁ」と言いながらもtryしてみましたが、、、あっさり6-11
相手が練習している展開と、こちらが練習していない展開で勝てるわけが無いんだよなぁ、、、

バ「先生やっぱり無理です。いつも通り華々しくやります」
先「慣れているやり方がいいと思う」

大先生に向かって申し訳ないという気持ちもありながらも、いつも通りのぶち抜き卓球に。

吹っ切れたのもあって11-9位で取れましたが、、、どこかしら嫌な感じが拭えません。このままだとフルセットになりそう。

ここらでほんと冷静になってみました
「いっつもどうしてたっけ」
私とやったカットマンは皆口々にやりにくいと言ってくれるんですが、その理由も「ラリーが全く続かない」から。
カットマンと卓球する時は、「卓球してあげない」、「打ってあげない」のが信条ですから。
そもそも何でこんなにラリーしてしまっているんだ、と。
自分らしくするなら早くラリーを終わらせないと
動いてフォアとかバカバカしい。動かずさっさと適当に打ってラリーを終わらせよう。大概入るだろう、と。

そんで思い出したかのように両ハンド振り始めたんですよ。そしたらバックで振ったボールが全然返ってこなくて、それでチャンスボールもどんどん供給されるようになり、気付いたら11-6で勝ってました。。

ブログでこんだけバックを語っている割に、元々の卓球を習った時の思想はオールフォアで粘りましょう教徒ですからね。

ふとすると忘れてしまうんですよ、バック振れるってことに。

ということでバックを振れることを忘れてしまったがせいでめちゃくちゃ競ってしまいました、という落ちがついた試合でした。

頭使わないと。。。。

個人戦ではベスト8でした。
正直エントリーされてはいますがモチベーションとしては
「団体勝てたしOK。大会終わってから千葉にいる友達とレンタカー借りて栃木~群馬~福島~山形と旅行するんだ。楽しみだ」
ということでもうわくわくが止まらず。
加えて、四肢に生じ始めたありとあらゆる違和感からもう卓球なんて、、、、という感じでした。

学生時代ならそれで負けてもオールオッケーでしたが、周りが学生でなくて、皆医者ってなるともう1つちゃんと卓球しないとなぁという気分に。

それでも体は動かないし、息も上がっているしで辛かったんですが…バックの感覚だけがやたら良かったんですね。
初戦で10-0になるまでほとんどバック振っていたんですが、全部入り、自分がサーブ権。
暗黙のルールがあるんだっけなぁ、くだらないなぁ、、、
と思いながらフォアサーブでスピードサーブを出してミスしようと思うも、めちゃくちゃ早くてドライブがかかっている新幹線サーブになってしまい、申し訳ない、、、
んでもほら、岩崎栄光さんが居た時の鶴岡東なんて個人戦でも団体戦でも0ゲームしまくってたからいいんじゃないでしょうか。ちゃんとやってるって意味ですし。
なんて自分を擁護しつつも止まらぬ罪悪感に苛まれ…

道中で当たったおじさんも結構打てる方で。
声を出したら疲労負けしそうでだんまりで試合してなんとか3-0で勝てましたが、現役の時当たってたらわかりませんでした。
声を出せと私は良く言いますが、出さないメリットもありますよね。頭を冷やしながら戦えるって意味では。

最後に当たったのが初段持ちの選手。
といっても先生方が「実業団とかクラブで稼いだ段でしょう。そんなん大したことない。俺ら3段だし」としゃあしゃあと言ってはいましたが、実際やってみると普通にやり辛い。それはそうですよ、段が稼げる環境で卓球しているんですもん。最低限の品質が保証されています。
・・・相変わらず大したことないでしょ、と舐めてかかっていったんですけどね。
平常運転ではありますが、インハイ出ました、とか全日本一般出ました、とかで無いと私は大概舐めてかかって痛い目に合います。。。

まず緩いボールに対してのブロックが全てナックルカット
それも下手くそな打ち方なのに安定して入ってきます。バックはかける技術が何にもなく全てナックル。それを下手にかけて起こすとプッシュとナックルカットの二択に。
フォアはフォアでコースを突いてくるタイプ。ボールは早くは無いんですが、こちらの動きのキレが落ちている分的確にコースを狙われます。
この技術に加え向こうは足がキレキレ、まだ30代でしょう。更にはめっちゃ声だしてくる。。。
それも自分鼓舞系とラッキー煽りをしてくるわけですから、、、フラン氏を彷彿とさせます。
如何せん私はその煽りをされてイラつくというより、細かく分析してるくらい冷静ですからダメージはありません。ただニコニコしてしまいます
サーブも巻き込みハーフロングが多く、上が結構切れているといった感じでしょうかね。普通に嫌。
それでもほとんど上しか来なくて、かければ回転よくわからなくても返せることに気付いてからはわけは無かったんですが…バックでかけた後の展開が撃ち込まれてしまうわけです。
対上だと分かり切っているとこちらとしても強くかけることができなく、回り込んでのフォアなんてもう使えなくなっているわけですから、相手としたら上さえ出しておけば展開的有利が確立しているわけです。
こうなるとこちらとしては何かしらアクションが無ければ勝ちようがありません。
1-1に持ち込んだあたりから、「レシーブで何かしら決めないとこのままだと無理だよなぁ」と冷静になりながら、技術を模索し始めたのですがどうもピンとこない。
張本くんて何してたっけ…とりあえずごりっとかけてみるかと思うとオーバーミス。
横にぶち抜いてみると、相手の背丈を超えたオーバーミス。
むむむ…打法も分からない。
ベンチにいたフラン氏に聞くと「かければいいんだよ」
でもかけ方がわからないんだよなぁ…
そのまま色々打法を試しているうちにまけちゃいましたね…
それ勝ってればペン粒の先輩と準決勝だったのにもったいなかった。
ナックルを出し続ける卓球って裏裏であっても今やトレンドのようで、知り合いの3段選手もよく言っていました。
強い回転がかけることが難しくなっていますから、速い打点でナックルで勝負するのも選択肢の一つになってきているようです。
かなりの変態卓球も生まれやすい土壌になってきているといったところでしょうか。粒や表でなければ変態卓球が出来ないと思われるかもしれませんが、テナジーやファスターク等のハイスペックラバーでも考え方と打法さえ整えれば簡単に実現してしまいます。
使いやすいラバーで変態卓球とかもう酷い卓球環境ですよほんと…
といってもフォアにしっかりしたループが決まれば全部ブロック吹っ飛ばしてたので、その辺は力量差としてあるんでしょうけどね。


大会全体を通しては、たくさんの参加者が居て、団体戦も熱く楽しかったです。
久しぶりに出た大会で卓球モチベが高まりましたね!鶴岡でも試合ガンガン出ていきたい!早速今日も卓球しに行ってきますよ!

こうした大会も多忙な中準備して下さる、卓球ジャンキーなベテランドクターあってのこと。
学生時代から今までラケットを握り続けて来た卓球狂の先生方にはリスペクトが止まりません。
表には出ることが無い、超が付くほどニッチな卓球業界である医師卓球連盟。
卓球好きな医学生は是非卒後もこうした大会に顔を出しましょう!また、卓球好きで一生卓球をしたい高校生の方がもしこのブログを見ていたら迷うことなく医学部へ!卓球が好きでしょうがないおっさん達が待ってますよ!



PS
フラン氏と久しぶりの邂逅と言うことで様々考察をしてきました。
2人とも卓球路線が同じ方向に向いていたのもまた面白いもの。
卓球とイップスに関しての考察が、ドパミン、コリン辺りの生理学的なところまで行った辺りでもうヤバいなと思っていました。彼ちゃんと治療法調べていますよ。。。
また、感覚ベースの卓球をしている方がよりイップス成りやすいかな?と思います。
身体の動かし方を体で覚えてしまう場合、間違った体の動きを覚えてしまったらもう取り返しが無いわけですから。
どういった動きをいい時にしているか、悪い時にしているかを客観的かつ定量的に見る尺度がないならば、そういった動きは全て失われうる、加えてイップス症状(こういうとフラン氏に怒られるが)の温床になりえるとさえも。

また、肩甲骨内転・外転の考察も一つ深まりました。下は全てフォアハンドに関してですが、
内転位→自然肢位は意識して使うべきとは思いますが、一般に言われる自然肢位→外転位への運動を意識的に行うのは私はやはり否定的です。打球には間接的なわけですから、直接的な肩関節の運動を意識した方が原因→結果の関係性が明らかになりやすくフィードバックも可能です。
では内転位→自然肢位がなぜ有効なのか、これは肩甲骨内転と肩関節伸展の関係性です。
3Hitを常に実現するためには、打球点をより体の近くに置こうとすべきですから、その際に肩甲骨内転と肩関節伸展のどちらかをしなければいけません。
この時前者と後者では後者の方がラケットに近い運動でより打球に直接的と言えます。
肩甲骨内転をすることで肩関節伸展の動きの幅も大きくなりやすく、また水平伸展も入ります。
それ故に肩甲骨内転によるテイクバックは、打球点を身体の近くに設定し、かつ、肩甲骨外転をそこまで入れなければ水平屈曲を多分に使える為、3Hitを適応できる横方向のスイングが簡単に出来ます。
ただこの時気を付けなければいけないのは肩甲骨外転を意識しないということです。
意識してしまえばたちまち打点は前にいきます。
またテイクバックの際、これは既に過去記事で言及していますが、肘を脇を添わせるようにという運動を、上記の手順でしますが、これは言ってしまえば別に肩甲骨内転だけではありません。
股関節内旋、肩関節水平伸展+伸展が本態ですから。
肩甲骨内転で上記の運動のどれかが入りやすいから、結果的に肩甲骨内転が押されている、つまりは原因結果が飛ばされている指導が今流行っているといったところです。

後日再び記事にしますが、概略はこの程度。