最近3Hitと解剖学的考察をネタにいろんな方々にちょっかい出しに行った結果、そうしたネタに興味ある方は当ブログを認知してくれてるということが分かってきました。

ご愛読ありがとうございます。

肩甲骨打法に関する記事や動画も様々上がってきてはおりますが、、、正直真偽はあやふやなものが多いですね。
考察し、発信する方の略歴も様々あります。
ざっと見渡してみても、単に昔強かった方、ずっと指導をされてきている方など卓球関係者然り、私達みたいな医師、医学生であったり、なかには物理屋さんもtwitterで見つけました。
他の競技なんかを見渡すと柔道整復師、整体師、理学療法士等、様々な職種の方が います。

以前、情報リテラシー、というタイトルで書いた記事がありますが、こう様々な方々が最もらしいことを言うようになると、もう情報の受け手がその情報の良し悪しを判別しなければいけません。

といっても、相応の判断能力が求められ、一度もろくな勉強をして来ない人にとっては難しいこととなるでしょう。

私であれば文体なり論調を見れば、「この人は信用に足るな」とか、「学が足りない。考察不足」とすぐ気付いて動画を見るのを止めたりしますが、ただ言っていることを疑わない人種にとっては難しいでしょう。

例えば、これから問題視されるであろう事象として、
・筋を意識すること
・関節を意識すること
・運動を意識すること
の三つのどれかを露骨に推す発信者が現れ、それぞれの主張を見比べると矛盾が生じることでしょう。
その結果として、東洋医学vs西洋医学、なんて構図もしかり、理学療法士vs整体師、なんてのもありうることかと思います。

私の立場として、
卓球にとって最も重要な物理条件を満たす為に、
 最も適切なフォームとして考えられるフォームを、
  解剖学(それぞれの関節の運動)の観点から考察し、
   それを達成する為に必要最低限の運動と、その運動をすることで起きる結果を考察する
ことを目的としていることを明らかにしておきます。

そんな私が手放しに推しているのが、平岡氏です。
平岡氏の教える内容は、具体的な解剖学用語は使いませんが、体の使い方の観点で、関節運動に重きを置いて教えています(といっても、有料動画を見てはいず、動作のみを確認して理解した範囲ですが…)
実際、平岡氏が公開する無料動画のみで、氏の動画内容の一部始終とそれからの発展形まで読み当てることも不可能ではありませんでした。(有料会員になっている後輩に確認を取ってみたところ。結局自分で見たことはありませんが…)
肩甲骨打法の発祥も平岡氏だと聞きますし、肩甲骨なんて禍々しい言葉を卓球界に持ち込んだわけですから、平岡氏の教えるフォームは理路整然としているものが多いでしょう。
ですから、下手に私のブログなんか見るよりも、どの動画を見るよりも平岡氏のAA、BB、CCを理解した方が上達が速いでしょう。

ただ、氏の指導法もゴリゴリの用語での指導ではありません。

ゴリゴリの解剖学用語を用いて、卓球を全て丸裸にしたいというニッチなニーズを埋める為に生まれたのが当ブログですし、当ブログでは主に基礎的研究を扱っています。

えらくめんどくさく実践的内容も考察することがありますが…多分見ていて納得できる方は少ないのではないでしょうか。
ただ、納得しているだろう人は1人思いつきます。

それこそが、フランです。
フランの卓ログ 〜卓球のあれこれ〜

昨今はめっきり更新が途絶えてしまいましたが、彼も私と共に3Hitを発案した1人。
そして、ある程度理解し覚えた途端彼が進んだ道は、より実用的な3Hitの用い方。

なぜ横に振るのかに関して彼は3Hitで説明を付けました。
絶対的3hitと相対的3hit
加えて、一連の運動を一次的、二次的と区別する視点
3hitを崩しやすい運動

この辺りは、物事の順序が大事で、散々にカスケードを覚えさせられ、それを元に考える習慣を身に付けさせられた、我々医師ならではなのではないでしょうか。

彼もまた、医学という学問にあるあるな視点や考え方を卓球に独自の感性で持ち込んでいます。

上記記事だけでなく、彼のブログにはペン表ならではの記事が多数あります。
また、私のような長文難解な文章では無く、平易で読みやすい文章が多いです。

私が問題提起した内容に対し、彼が後追いして平易に発信してくれれば…
唯一無二の卓球解剖学を作ることが出来たかもしれません。

よりわかりやすい3Hitを読みたい方は是非とも彼のブログを応援してあげて下さい。
そしてたくさんコメントしてあげて下さい。
そしたらきっといつの日か・・・・・・


フラン氏の復活に期待です。