卓球したいのに、、、打てる人が忙しくてなかなか打てませんね。
バルサミコです。
現在麻酔科を研修中で、導入から覚醒まで最後まで見た後に、術前回診してICを取ると気付けば晩に。
飲み行ったら一日終わり、朝はICU、導入・・・というループで、飲み行ってる限りは卓球出来ないというループも出来上がってますね。

来週から色々あって産科を回るので、尚更時間が無くなりそうな。


最近目に付くのが上の動画の人。
卓球系Youtuberとしては珍しい、自分にアドバイスを求めるスタイル。
需要がありそうな微妙なラインを突いてきていて頭いいなーと思うところではありますが。
アドバイスが至って微妙なものばかり…。

そりゃそうすればいいのだけれど、具体的にどこをどう直せばいいのか言えている人がいませんよね。

ということで私的にこの人を勝たせる為にするであろうアドバイスを、なるたけ具体的に書いていこうと思います。


まず前提として、相手の経歴が十分の場合、いくらアドバイスしても勝てないでしょう。
私の見立てだとかなり手を抜いている印象がありますから、、、

ということで、前提として、もし大したことない経歴ならどうすれば勝てるか(つまり相手が本気でやってこの実力ならどう勝てるか)を考察します。


まず相手の武器として何があるか
基本的に目につくのはブロック。ぶち抜き系の弾道でもほどほどのスピードなら両ハンドで受けることができます。加えて、バックブロックは浮いているループならばカウンター気味に押す技術があり、バックがある程度できる選手でなければ突破されてしまうでしょう。
バックドライブがやたら強くみえますが、よくよく見ていくと浮き気味の弱下とナックルにしかぶち抜けていないし、クロスにしか来ていません。質の低いボールを送れば打たれる位の認識で十分。送れば振られる為ブロックで待ちやすい展開を誘導できるでしょう。

フォアも回れば強いものの、フォア奥はぶち抜きはなさそう。

以上から、繋ぎのボールの質が低いことから相手のボールが強く見えやられていると言えます。


故に対応としては2種類、
①催促、カウンター
②打ちづらくして先打ち展開を作る
こと。

①を狙うならば、自分のミスも期待値として見て、バック奥、ないしはフォア奥にツッツキを送り、クロス待ち。
見たところ浅めのボールは反射でツッツキしたりもする為、下手に上手い卓球を知ってしまっている為に打てるボールも繋いでしまうタイプ。こちら側もそこまで打たない為に打たれないだろうと打算的に繋がれて、その催促に応じることが出来ずに制圧されている展開も多い。
故に催促をされているという認識を持ち、逆に相手に催促をする「チャンスボールの押し付け合い」をする勇気を持つことも重要でしょう。

②に関してはコース取りが全て。
あまりに素直、バックならバック、フォアならフォアな為、相手に待たれやりやすい卓球をされてしまっている。
臭いコース取り、ミドルを多くいれていきたいところ。
練習なんかで回り込んでループをバックに→それを前面に振って両ハンドなんて練習をしている人が多いだろうが、ループする側は律儀にバックに送ってしまうことが多い。これが癖として残ると、ループをバックにもらってからプッシュしてオールみたいな練習をしている人の型にあっさりはまる。
型に近いが若干違ってやり辛い展開を押し付ける為には、バックミドルないしはフォアミドルを狙い、次のボールをバックで触ればバック、フォアで触ればフォア寄りの展開へと誘導する。
誘導した時点で相手にはストレスがあるし、フォアミドルをバック待ちの状況できっちりフォア処理で強打するのは相応のボディバランスが無ければ難しい。フォア処理した時点でアドは取れる。
バックミドルをバックで処理した際はナックル系ループであればネットミスを誘える絶好の局面。
別に遅くても勝手に手が出てバック寄りに変なミスをしてくれる可能性も高い。

以上から律儀なコース取りをする位ならば、少し頑張ってミドルを狙って嫌味を付ける。そこから相手に入れに行く意識を植え付け、入れに来たところをしっかりぶち抜いていけるような精神的優位性をとっていきたいところ。

ということで、私の見解では展開の支配意識、コース取りの意識をより勝負を意識したものにするだけで結果は大きく変わるだろう。

基礎的な技術があるならば、勝負勘を養わねば勝つのは難しいでしょう。