※disるというよりも、間違った認識を持つ人が一定数必ずいるので。

私もこのアドバイスを受けたことが中学生の頃あるのですが、幾分上手く生きませんでした。
というのも、私が中学の頃、父親とこれで遊んでいました。

エアロビーですね。
投げるのが難しいフリスビーで、肘から先のスナップ(手首背屈+肘屈曲、伸展)を用い、地面になるたけ平行気味に投げないと真っ直ぐ飛びません。
上手く投げることができた時には、100m以上飛ばすことができる代物です。

バカみたいに地元の小学校のグランドで投げて、柵越えして近くの田んぼにドボンしたのがいい思い出、それほどに投げれば飛び、投げるとシビアなものでした。

「フリスビーを投げるように」
と言われれば、本当にフリスビーを投げ慣れている人であれば、外旋よりも肘の伸展が入ってしまう。

バックドライブで重要なのは伸展よりも外旋というのは最近の記事でもあげている通り。
バックドライブまとめ;肩関節外転位から内転運動をした際の外旋運動とのシナジー

それこそ昔のぐっちぃ動画と今のぐっちぃ動画を比較してみればわかるのですが、昔はバックがふれないスイング。プッシュ系の伸展メインのフォーム。
今はわりかし外旋が入ることが多くなっている為、振れそうなフォームに変わっています。

WRMの動画でバックを学ぶのであればやっすん一択。
https://www.youtube.com/watch?v=WS1BfXb-2G8

見ても分かるようにフォロースルーでラケットが肘の外側にきちんと来ている。

基本的に肩を前に出すとか、肩から動かすとか、全身を~とか、そんなアドバイスをされた場合は全て無視して、もっとも必要なラケットワークは何かをしっかり考えるようにしましょう。

バックドライブであれば外旋が無いと窮屈になってしまいます。

外旋というワードで私は重要な運動を伝えますが、一般にはフリスビーを投げる動きが核とされており、あまりフリスビーを投げ慣れていない人がフリスビーを投げるようにと言われれば横に振るような運動になることが多いのではないでしょうか。

結果論的に横に振る=外旋をする人が多い為、フリスビーを投げるようにという表現がそれとなく正しいものと言われるようになっているのかと思います。

ただ、フリスビー信者の多くは、肘の伸展も入れてしまいます。

それ故に窮屈になっていることに気付くことができず、プレー領域で対応しようとする傾向もまたあるのではないでしょうか。


大事な要素は確かにフリスビーを投げるように、という表現に含まれてはいますが、その実無駄な運動も含んでしまっています。

どことなくそれっぽい表現こそ、見直さなければいけないものですね。