明日から群馬で東日本医歯薬ですね。
3月の春休み序盤ということもあり、学年末試験に追われあまり練習できていない選手もいることでしょう。
東医体と違って練習できている選手が少ないために、より練習している人が勝ちやすい大会というイメージもありますが、 これもまた勉強が忙しい学部の大会ならではというところでしょうか。
この大会に出る選手でもチラホラこのブログを見てくれている人がいるでしょうからその人たち向けに、練習していない人のミドルの狙い方講座でもしようかと思います。
①フォアミドル軸:長手数の詰めにしたくない選手向け。
相手が普通に打てる選手だけれどあまり練習してなくてフットワークが微妙そうな時にオススメ。
両ハンドが強そう、、、そう見えたらとりあえず左右に振ってみましょう。振ったらどうも安定して入ってくる場合、そうした選手の多くは振られた時こそ自然と入るような打法設定になっているもの。
そうした場合は動かさないような配球で崩しにかかりましょう。
(例1)フォアミドル前に下回転サーブ→バックにツッツキ→回り込んでフォアミドルにループ→ミドルにチャンスボール→フォアストレート強打
(例2)バックミドル前にナックルサーブ→何かしらのレシーブ→遠いところにドライブ→何かしらの返球→フォアミドルに強打
フォアミドルを攻めるにはまずは足を止めてから、もしくは相手からの返球をワンコースに限定させてからじっくり狙う。
フォアミドルに下系のサーブは案外角度がつけづらく打点も前になりがちで、次をループでねらいやすいです。
その際バック正面を狙うか、フォアミドルを狙うかの択になりますが相手の腰の向きが正面を向いていたら後者、自分を向いていたら前者がいいです。次のボールをクロス待ちでぶち抜きましょう。
②両サイド軸:団体戦で粘り勝ちが必要な時向け。
頑張って打ってくるタイプには下手にミドル攻めをしても中陣で粘られて劣勢になることが多いでしょう。頑張る系の卓球をするタイプは、動いてかけることしか練習してこない為、バックでぶち抜きをされたりとか、オシャレな技術をされることはまずありません。
ただ先にかけられるという縛りは自分にも効く為に、お互いにできる技が限定された展開を押し付けあうことになり、団体でお互い緊張している局面では先にかけたもん勝ちになることも多いです。
だったら、相手に大きく動かせてリスクを背負ってもらった方がいいでしょう。
(例1)フォア前~フォアミドルに下系→ツッツキ系→バックサイドよりにツッツキ→回り込みループ→バックストレートにブロック→飛びつきでフォアクロス→フォアストレートに小さくカウンター
サーブ時はなるたけシンプルに、強打で点数を取るよりかは事前に決めた配球でミスするまで試行回数を重ねた方が、自分がミスする可能性が少なくなり、相手もやれてる感がある為にずるずると試合を進めることができることも多いです。
ただ自分も多少辛いと感じることも多いので、耐え抜くことができる人向け。
メンタル的に辛い人には前後の出し入れがおすすめです。
相手に動かない回り込みをその場でやらせるような配球で相手に球質判断の択を押し付けましょう。
サーブでもレシーブでもどちらでも、低めで微妙に出る下系のボールと高いけれど出ない下系のボールを混ぜましょう。
相手に低いボールを出る待ちの設定をさせることが出来れば、高い下系のボールに対しては立ち位置やスイングを変える必要があるために技術の使い分けを催促する、もしくは無茶して打つことを強要できます。
高いボールはどうしても打ちたくなるものです。その心理を狙いましょう。
相手がそれを強打してくるにしてもクロスがほとんど。ミドルにブロックしておけば次にチャンスボールを貰えるのは自分になるでしょう。
簡単に使えそうなのは以上で終わり。以降は私が試合で無意識にやるシリーズ。
・対カットではバックミドルにツッツキ、返球されたボールをミスしてもいいから両ハンドでぶち抜き。
・対粒では困ったらフォアミドルにループ。次の返球はカット性、バック奥にツッツキして次を両ハンドでぶち抜き。
・カウンターが強い選手には先にバックで触らせて(いい感じにミドルに早めのボールを送って)、次を何も考えずストレートに両ハンドでぶち抜き。
・チョリチョリかけてくる相手は意外とコースを考えて無く、ただ繋いでくることが多い。肘を位置が徐々に前に出され、プッシュしてオーバーミスすることが多い。肘の屈曲を意識し、かつ外転で高く構える。
・フォアに微妙なループが来たらフォアに返したり下手にブロックすると負けることが多い。ミスしてもいいから打点をしっかり落としてストレートに低速ループでカウンターorカーブタッチでぶち抜きを狙う。
・異質にナックルは流行りすぎて逆に効かない。フォア前からバックに逃げるような横下もしくはジャイロでフリックを催促し、フォア側を狙ってカウンターする方がよっぽど効率的。
・ミドルからサーブを出すならミドルに出す。次のボールが案外素直。
・サーブを切るならブチギレは要所まで取っておく。どうしても1点が欲しい時に使う。それもバックミドル狙いで。
ミドル関係ないことも書いてしまいましたが、本当はミドル絡みの配球いっぱい考えているんですよ。。
以前も書いた気がしますが、またミドルだけ考察する記事でも書こうと思います。
コメント
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読み込んで、使わしていただきます!!
お褒め頂きありがとうございます!
気が向いたら続編も書いてみようと思います。