2018/3/13 加筆


「運動の名前はその関節固有のものではない。 」

最近外転、内転などと運動の名称を挙げて考察していますが、この運動の名称は肩だけでなく股関節にも使われています。

また驚くなかれ、肩関節の中でも外転という名称に至っては肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節でも用いられるようです。

故にただ「肩の外転」という名称だけでは後に誤解を生む可能性があります。

ですから運動の名称を挙げる際は「どこどこ関節の」と場所をつけてあげた方がより丁寧です。
当ブログでも「肩甲骨ー上腕骨の」となんとなくつけたりつけなかったりしていますが、別にそこは気にしなくても結構です。
上肢の話をしている際の外転は全て肩甲上腕関節を意味しています。
また一般に肩関節といえば肩甲上腕関節を示すことが多いようではありますが。

ただ自分で外転の動画を見てみよう、と動画で調べようとすると以下のような「肩甲骨の」外転というようなものも出てくることでしょう。


テイクバックでは肩甲胸郭関節の内転運動が必要となりますが、内転という単語が被りわかり辛くなる可能性がありますよね。肩関節内転運動の内転とごっちゃになることもあるかもしれません。
テイクバックよりかはインパクト直前直後の方が大事だし、そこの動作にスポットを当てた方が上達しやすいと考えていますが、次のステップとしてはバックスイング時の肩甲胸郭関節内転-外転あたりを議論すべきなのでしょうが、これまた気が向いたらするかもしれません。


関節と言うと、文字通り関する節ですので、何かと何かが関わる場所、骨と骨がくっつく場所ですので、「肩甲骨の関節運動」という表現は不備だらけだと言うことは明らかでしょう。(過去に私もしているかもしれませんが・・・)
少しアスペっぽいですが、「肩甲骨と○○の関節運動の中の内転」のように書けば誤解は生まれにくいと思います。

ちなみに肩関節はwiki調べで5つあるようです。(人体解剖苦手で記憶にありませんでした。)
これらは解剖学的関節と機能的関節に分けられるそうです。
要は、「あるっちゃあるけどねぇ、、、教科書的には」みたいな関節と、「そりゃもうバリバリ動かしますよ」みたいな関節に分けられると。

こと運動をするにあたっては機能的な関節も二つに分けられると私は考えています。
ひとつはこれでもかと随意的に使いこなせる関節、もうひとつは使いづらい関節。
使いづらい関節といっても、普段使い慣れていなくて使えないものや、そもそも解剖学的に使いづらいものがあるとは思いますが、円滑に運動をするならば随意的に使いこなせる関節を、より使えるようにしていった方がいいでしょう。
この意味では骨を意識するよりかは、「運動を意識した関節」を意識する方が運動に使いやすいとも言えるのかもしれませんね。


まとめ
・骨=一つの関節ということではない。
・一般化された運動の名前は、その関節独自の名前ではない。
・一般化された運動の名前を、より関節固有の名前にしたいのなら、「どこどこ関節の」とつけた方が親切で間違いようがない。