今週号のジャンプより始まった新連載卓球漫画「フルドライブ」

ジャンプを中学生より毎週買っている私としては、非常に期待している。
何が良いって、主人公のフォームが完全にティモボル。
ヒロインのフォームはみうちゃんを意識している。
これまでもそういうトレスをした作品はあったんだろうけど、この作品には卓球への愛を感じる。
ボルの飛びつきなんて、一目みたらボルだってわかるし、そのシーンをわざわざ書いてるあたりわかってるなぁと。
今後出てくる選手は実在選手のフォームをトレースしてくるんじゃないかな。
卓球ファンとしては話どうこうよりもまずフォーム、もうこれが楽しみでたまんない。
主人公はぼろぼろの糞ラバーを使っているってあたりも非現実的ながら魅力的。
スレイバーかスレイバーELかどっちを使っているんだろう。
今後はテナジーに買い替えるイベントもありそうな。
先日ボルがワールドカップで準優勝したが、かつての遅い卓球からより速い卓球へ対応できるよう進化した姿を世界に見せつけた。ラリーで優位に立つのが目的ではない、点数に直結するコース取り、バックのぶち抜きは中国の脅威と成りうる。
フルドライブにおいても昔の卓球で勝負する主人公が、高速卓球と戦っていく様子が描かれるのだろうか。
みうちゃんと互角に打ち合っても尚、直近の目標は「全中」とヒロインが言ったあたりからして、もう5話くらい進んだら「彼の卓球じゃあ日本上位とは戦えない。現代の高速卓球には対抗できない。結局は古い卓球じゃあ勝てないのよ」みたいな主旨の発言をしそう。
その後ボルの進化過程になぞらえて、高速卓球を組み込んだ上での多種のループドライブの攻め、つまりは仕掛けのループではなく、一発で決まるループなんかも出始めて、
「高速卓球を凌駕するほどのループドライブ!?これってもしかして・・・(もや~っと中国選手を浮かべ)世界に対抗できる!?」みたいな熱い展開まで期待したい。
水谷とか丹羽とかに着目せず、ボルに着目したってのはかなりハイセンス。
超人路線に走らず、現実的で、戦術面がわかりやすい展開で15巻くらいまでは続くような作品になって欲しい。ちょうど右-左だし、この二人で混合ダブルス優勝も見てみたい。
10週駆け抜け、張本くんっぽいキャラクターと主人公が戦い「おれ達の戦いはこれからだ」だけは見たくない。。
しかし素人に現代卓球の高速化とそれに対する対応の変化をどうやって伝えるべきなのだろうか。
これまでのジャンプに乗る卓球漫画は、他のスポーツ漫画の二番煎じで、乗り切れずに打ち切られていったイメージ。
P2なんかは0バウンドを代名詞として超人路線もあり異彩を放っていて面白いと思ったが、本作品においては簡単に点数を取るにしても説得力が必要な気がする。現代卓球vs旧時代の卓球という構図にするなら、ベイビーステップばりの理詰めが必要。
それに回転をテーマとするのなら回転に対しての相応の理解が必要となるし、バックに著名な監督なりついていないと難しいのではないだろうか。
またどんな相手が出てくるのかも気になるところ。
最速のチキータ使いとか、○○サーブの申し子とか、ウルフが唯一恐れた日本人の孫(日本式ペン使い)とか、超回転のツッツキ使い、鉄壁のブロックマンとかその辺か
個人的にはうかない表情の浮かないストップマンを出して、したたかに長短を振り分けて相手にループドライブを催促して高速卓球をメタるような選手を見てみたい。
主人公との相性差もあるし、メタゲームとなって、どちらが勝つにしろ明確な理由が必要となりそう。
・・・そんなプレイヤー出したら打ち切り待ったなしか。
しかして、楽しみ。全力でポジります。