お蔭様で当ブログも合計アクセス数70000超、ブログ開始時はアマゾンアソシエイトに弾かれたものですが、久しぶりに登録してみれば審査に通りました。
アフィブロガーとして頑張っていきたいところですが、そんなに商品を紹介するつもりもありません。

今後も妄想垂れ流しの記事を続けていきたいとおもいます。


合計記事数も200を超え、どの内容でどの記事を書いたかわからなくなってきており、内容の重複も多くなってくるかと思います。
これまで何度か過去記事のリンクを貼ってはきましたがそれすらも難しくなってきました。
自分で言うのもなんですが、今年の3月~4月、8月くらいは卓球にかける時間が多かったのもあり考察はキレていたと思います。
ぜひその辺りまでさかのぼって頂けるとまだ読めるものがあるかと思います。

今回はまだ研究している最中ですが、アクセス数7万超えを記念して、なるたけショッキングなネタで書こうかと思います。

※本記事は実際に自分の体で試してみると気付けることが多いかと思います。ぜひ読みながら体を実際に動かしてみてください。







最近後輩に教えているのは、肩の正しい使い方。
肘引いた状態で股関節を入れて、股関節を戻すと肩が張る感じがあり、そこの筋肉使うんだよ~と教えていたが、↑の動画を見るとわかりやすい。
テニス選手でもあほだろってくらいにボールが速く、平岡氏のAA理論に近しいものを感じる。


上肢における肩を使うことの有用性は以前から様々な媒体で論じられており、前腕信仰をしている多くの指導者も実際は上腕、肩の使い方を教えていた、なんて話は前々から考察していたことである。

また、「関節はなるたけラケットから遠いところから始動していく方がいい。その方が調節しやすい」と数か月前に考察したことがあるが、それも上肢の使い方と同じことを意味していた。


「前腕」ばかり着目する傾向がある一方で、前腕を全く使わない指導も成立している。
それもこれも、指導者が自分をベースに指導の仕方を考え、人間の体に関してろくに考えもしなかったからだろう。

この「前腕か肩か」論争に近い形で議論されるべき身体部位は実は他にもあるが、これまで議論されているのを見たことが無い。


それが、「膝の使い方」である。

膝と言えば肘と言い間違えることが多いように、働きとしては二つの部位を繋ぐ関節と似ている節がある。
下肢にあり下腿と大腿を繋ぐ関節。これを上肢に例えるならば、

肩→股関節
上腕→大腿
肘→膝
前腕→下腿

となる。


「あれれ?」

とおもわれた方は過去記事をいくらか読まれた方だろう。

そう、膝はあまり使わない方がいいのではないか、と思わないだろうか。

そもそもの話、膝を使えと教わることの多いドライブにおいて、トッププロがドライブ後、膝を伸ばして体が浮いていることってあるだろうか。

実際低いボールに対して膝を曲げて体勢を落とすことはある。だが、それは低いボールに対して膝を曲げる余力が残っているということであり、膝を曲げることそのものが負担にならないような体勢を普段からしている。

つまりは基本姿勢を落とす際膝はそんなに使っていない。使うべきは股関節+大腿である。


プロの姿勢とアマチュアの姿勢の根本的に違うところを上げるとすれば、姿勢の高さ、スタンスの広さだろう。
勿論背が低い選手であればスタンスは小さくなりがちだが、森薗くんなんかは小っちゃくてもスタンスが相当に広い。
水谷、馬龍、シュシン、丁寧、みうちゃんなんかもスタンスは明らかに広い。

実際やってみればわかるだろうが、スタンスを広く取ろうとした時、膝を深く曲げていては窮屈で動けなくなる。
所謂スクワットで大腿が効くような感じの体勢。


よくいう「膝を曲げる」という表現だと膝の屈伸を意味しており、膝が体の前にばっこり出てしまう。
それだと負担は大腿でなく下腿に多くかかり、立ち上がりも遅くなるだろう。


故に、基本姿勢でおいて、膝を曲げない下腿に負担がかからない大腿を使う意識をしていないとボールの高さの変化に対して対応は難しいものとなる。

加えて、大腿メインの姿勢作りは前傾姿勢に自然となり、さらには股関節が入りやすい状態になる。
専門的な解説はできないが、スタンスを広げ大腿を意識して腰を落とした際、体幹を0度としたした際の股関節における寛骨臼-大腿骨頭+大腿骨の角度が鋭角となる。
これはただ単に膝を曲げたり、直立した際体幹とほぼ平行となる寛骨臼-大腿骨頭+大腿骨の角度と比べて明らかな差と言える。

寛骨臼-大腿骨頭+大腿骨の角度が鋭角となった場合、大腿骨頭~足先までを一本の運動単位としてみた場合、明らかに可動しやすく可動範囲が広がったように感じられる。

実際に膝を曲げないで肩幅以上に足を広げた場合、股関節を動かすのと、肩幅以内に足を広げて股関節を動かすのとでは、前者の方が楽にかつ大きく動かることに気付くだろう。


この股関節を入れる、つまりは股間を内腿に近づける運動を肩幅以上にとって行えば、足底に力が入っていないならつま先は自然と外に向き、膝は曲がる。股関節を戻せばつま先は自然と前に戻り、膝は戻る。よくいうつま先の運動なんかは股関節の運動のくっついてくるもの。
(つま先を意図的に回せなんて指導がされたことがあるならぜひとも「ばーか」と、「本質はそこじゃねーぞ」と心の中で言ってもいい。言われてできない人の多くは股関節の正しい使い方を知らない人。教わるべきは股関節の運動。)

この際の腰の高さは初期の姿勢が上限であるため、膝を意識して使ったが為に体勢がやたら浮くという状況にはならない。


よく「腰が浮くから膝を曲げて」と私も考えなしに言うのだが、だいたい言う人は決まっている。
それもそのはず、膝を曲げるの本当の意味を理解していない人間が膝を曲げたら、間違いなく打ち終わりで膝を伸ばす。
そうなれば膝の屈伸運動が求められるため、より意識しないと難しい。また、膝の屈伸をする為にはスタンスは小さくなければならず、カバーできるプレー領域も狭くなるだろう。
更には下腿に負担がかかる。
ただでさえ筋量が少なく、全身をカバーしなければならない部位なのに、そんなところに負担をかけてしまっては腰が浮くのはしょうがないことだろう。

なんなら膝なんて整形外科の勉強をしていれば壊れやすい部位だし、人工関節入れる手術も頻繁に行われているくらいだから、そもそもが強くは無い(これは言い過ぎかも)
膝にあまり負担をかけないような姿勢や体重移動をするのは当然な帰着なのかもしれない。



だがこの股関節ベースにして大腿を使うのはやれと言われてすぐできるものでもない。
実際いくら教えてもできない後輩はできないし、もはや諦め始めている。だって本人のやる気、理解度、深刻さが無いのだもの。違う世界、より上手い人たちのいる世界に辿りつけるチャンスを不意にしている愚か者だ。

だがそうしても問題ないと思う理由も理解しているつもり。というのも、そういうタイプは膝を使うことに慣れてしまっているからだ。

「前腕を使うのは間違い、上腕を使え」

という記事でもおなじことをいったと思うが、慣れと言うのは非常に怖い。
前に振るなと言われても自然と前に振る。

それでも感覚があればそれなりに出来てしまうのだ。
より上級者に勝とうとしなくとも格下に勝って満足できる、ちっぽけな功名心に裏打ちされたプライドの持ち主であればそれでも別にかまわないというのだ。


膝の屈伸で打つなと言われても、気付けばスタンスが狭くなり膝の屈伸を使ってしまうだろう。


そもそも股関節なんてしっかりストレッチしないと使えないし、後輩にいくら教えてもダメな人はダメだった。

男性は日ごろからストレッチなり、スクワットなりしてもらわないと身につかない。
だが女性は骨盤が柔らかいのもあってか?股関節の使い方をすんなり理解してくれる人が多い。

この「なぜ女性は教えれば股関節を使えるのか」という問いに対して考察し始めたら語弊というか、反感を買うというか、非常にまずい読みを働かせてしまうだろうから、お酒の席での考察にとどめ、当ブログでは遠慮させて頂こうと思う。



以上のように、膝を使えの本態は股関節と大腿を使え、であると考察した。

具体的な練習メニューとしては足を使わずにフォア→ミドルの一本一本のフットワークを体の前、体の側の二つの打点でできるようになることなんかが推奨か。

ボディワークの本態も実は腰椎の回転でなくて股関節だった、なんてのもついでにわかると思う。


文章だけでなかなか読みづらいことだろうが、医学をかじっているならくそみたいに簡単に理解できるかと思う。
またわかりにくいと思った人には、病気が見える整形外科をオススメします。ちなみに私は買っていませんが、欲しい一冊。
私の体を使って考察した解剖学なんかよりわかりやすく書いてあることでしょう。




ええ、アマゾンアソシエイトに通ったのでこれぞとばかりに。


不明な点、間違っている点があった場合はコメントしていただけると幸いです。