最近勉強が忙しくて考察をしてちょっとまとめて下書き保存を繰り返すようになり、5分くらいタイプして終わっているまとまりのない記事が気付いたら10こくらい溜まってしまっています。。
卓球だけはとりあえずしてリフレッシュしようとしてはいますが、ブロガーとしてどうなのでしょう。

大方お蔵入りになるのがつらいところ。。 

本記事は今週卓球をしてみて、思ったこといろいろを。


最近指導していて意識しているのは以下の二点
・感覚を最小単位の運動として理解させる
・感覚で打つ際、感覚がぶれないよう面移動が一切生じないフォームを推奨する

やはり面移動が生じると露骨にミスが増えるし、当たる場所も不安定になるようです。

平岡動画を研究してみると、面移動が少ない。多分下半分に当てることを意識すると自然と面移動が減るといった感じですかね。

後輩に教えていて、ヘッドを下げない+面を動かさないことを意識させようとしますが、なかなかうまくできません。マルチタスクなのは重々承知ですが、最小単位の運動を教えることさえ難儀している時点で自分の体を上手く使えない人に教えているんだなぁ、他の指導者であればすぐ粒高とか表とかはらせたくなるんだろうなぁと思いつつめげずに頑張りたいところ。


ヘッドを下げないと書いていますが、多分フォアなんかでヘッドを下げた方がいいと教わった人も多いかと思います。
下げるメリットデメリットを理解している人なら下げた方がいいかもしれませんが、少なからず常に気にしなければいけないポイントも多く、マルチタスクをこなせない自覚がある人は多少ミートポイントが減るにしてもヘッドを水平以上にした方がいいですね。


また、中高大と卓球をやっている後輩にバックを教えていて意外だったのは、視界にボールしか入れてなかったということ。

当たり前の話ですが、視界には多くの情報を入れないと安定させることはできません。


ボール、ラケット、台、相手のラケット、相手のフォーム

全て視界内に収めて、視界内で情報処理し、ボールを処理しなければ安定するはずがない。


それにバックの基本要項を教えたことを守らせようとはしましたが、それ以前に教わったことを実際にしているプレイヤーの動画を見てイメージを掴んでいて欲しかった。

動画からその選手の原理原則を抽出してシェアしていることを知っているのと、実際にどう活用しているのを知っているかだと意味合いは全く持って違う。

こういう癖を付けないと実習ででから大目玉、患者さんにも白い眼で見られること間違いなしだなとあきれてしまいましたが。

なんとなくなら結構な数のプロ選手のフォームを思い浮かべられますし、その人のフォームの長所短所もなんとなくイメージできている私が、それらをデータベースとして用いて共通項をおしえているわけですから、「誰誰のように」と例示した場合、それらお手本を見ないとイメージできるはずがないんですがね。





視界とか目線とかあまりフォーカスを当てられることは無いし、人それぞれな感じは否めないが、少なからず中国系選手はボールを目で追うのは相当に鍛えられていると思う。

中国選手の顔の動き、目の動きはきになるし。


参考までに



張本君の目線の動かし方が非常にいい。

対する水谷のブロックも基礎打ちベースで、ヘッドが下がらず面もブレず勉強になる。





冒頭の練習がみどころ。
水谷の目線と、ファンツェンドンの視点切り替え。


加えて見るべきは肘とラケットヘッドの高さ。
ファンツェンドンはテイクバックを取りインパクト時のスイングスピードを早めようとしているが、実際のインパクト時はラケットヘッドと肘の高さが同一になっている。
水谷は以前はブロック時ラケットヘッドを水平かつ肘とラケットの高さを同じくらいに高く設定していたが、最近は安定してかけ返せるラケットヘッド前向きのフォームになっている。どちらかといえば食い込みやすい柔らか目のラバーに向いているフォームに。
最近教えている内容と、その意味が一目でわかるはず。



最後にちょっと思ったこと。

感覚を最小の運動単位と定義した時思ったのは、どの用具を使っても同じ感覚で同じようなボールを出せること。

用具によって差が出るのは感覚と表現するのはおかしい気がする。

強いて言うなら打球した時の感触か。


・・・どちらも同じような意味かと思うが。


自分の思う感覚が優れているか優れていないかは、全く知らない用具を使っても同じように返せるか否かにあると思う。

表で入って裏で入らない、裏で入って表で入らないというのは後ろから前の運動やら面移動やらを入れてる怪しい感覚なのかも。