これまで見たことが無いタイプ。
攻めありきの伸ばし伸ばしをベースとして長短変化からチャンスボールを狙うタイプ。
強い人に勝ってるし、勿論強いんだろうけれど、多分誰がやってもやりやすいんじゃないだろうか。点数が取れるという意味ではなく、雑な質でも勝負できるという意味で。
対おっさん向けに「強いボール打てるなら打ってみろよ」という好戦的かつメタ的要素の強い卓球で、実にマスターズ向けの卓球をされている。
ばりばりの高校生とかと試合したら先にぶっぱされて不利を押し付けられるのだろうけれど、多分そういう場合は小島選手のような止め専タイプにシフトするのだろうか。
しかしてこういう「相手の技術帯に応じたメタ的戦術の押しつけ」は、ただそういう卓球をする選手だからとひとくくりにしてはならない。
間違いなく、この選手は頭が良いし、だいぶ練られた卓球である。
おおよそ細かいところを見ていけばいくほどに一手一手に意味があり、得点するための構想がはっきりある上でのものだろう。
ペン粒選手でなくとも、この選手の一手の意味を考えることは卓球脳を鍛える意味でも有意義だと考える。
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