皆さんは卓球を始めた時、どんなラケットを握っていただろうか。



私は、最初握ったのは日本式の貼りあがりラケットだった。

小学生の時体育館二階のギャラリーに卓球台があり、そこで私は初めてラケットを握った。
安くさいコルクが妙に手にフィットしてショートが入ると気持ち良く、フォアを振って上手く入ると気分爽快だったことを今でも覚えている。 
休み時間は自由に卓球してよく、2校時目終わりの中間休みの20分と、お昼ごはんの後の30分位あるお昼休みには大体卓球をしていた。

中学に上がり部活に入る際になんとなくかっこいいからとシェークハンドに転向。

それ以降シェークを続け、一通りの技術も覚え、試合でもできるようになり、こんなブログで偉そうに語るようになったが、私には長年胸に抱えていたことがある。


それは


「シェークに変えなきゃよかった」ということ。


言っちゃあれだがシェークだと型が決まっていてごまかしの技術が少ない。
何でもやりやすい代わりに、相手もやりやすい。

一方でペンだとペンなだけで相手にやり辛さを与えられるし、ショートされるだけでかける技術で強い技術が無い選手は詰む。

日本式でも中ペンでも裏ソフトを貼っているだけで妙なやり辛さがあるし、それだけで異質レベル。
加えて表なり粒なりバリエーションまであるときたものだ。

性格的にはペンの方が好きだと。。。

なんなら大学に入って尊敬する先輩方もペンだった。
左の中ペンに、右のローター粒。

同期もペン表だったし。


皆が皆、スカッとする一発を持っていて、スカッとする一発が入ればそのフォームはどれも美しく見えてしまう。

見るものに魔法をかけてしまう、それがペンホルダーの魅力。

ショートでストレートを抜く姿なんかシェークのバックドライブでストレートを抜く姿なんかよりも何倍もカッコいい。



試合で勝つ必要が無くなったら、いつか絶対ペンにしよう、そう思い続けて早7年。
ついに来たか、と。


そうして得意のwrmポイントで購入

DSC_0175

銀河のALC入りの中ペンですね。

とりあえずはこれにこの前大会で扱いきれなかったテナジー05を貼り、裏面に後輩のおさがりの粒を貼って、尊敬する先輩方のいいとこどりをするという魂胆。

いっちゃあれだがフォアを回り込みでやりたくないなら、ペンの方が回しやすいし催促しやすい(気がする)
動きたくない、いや、もう動けないので楽をして強い卓球をするにはおじさんペンスタイルなのでは、と。
加えてシェーク上がりの方が裏面を振る感覚があるし、元からシェークでもバックドライブが得意だったからショートさえ覚えれば楽できるのではないか、と。

さらに言えばシェーク技術の研究が滞ってきて、だんだん卓球に飽きてきたからペンの技術を考察しモチベを高め、何かシェークに還元できないか、と目的が複数ある。

中ペンでも20時間も練習できれば裏ソフトでのサーブレシーブ、ドライブ、ショートくらいまではすぐに実践レベルになるはず、とタカをくくっている。

そして、シェークでちゃんと練習をしても負けるであろう私の苦手なゴリゴリ体力勝負をしてくるチョリチョリスタイルの相手に対してペン粒で対応して楽に勝ちたい。

なんなら

ループドライブを切れたツッツキで催促し、それをライジングで粒で切って返し、ツッツキで繋がれたのを裏面でぶち抜きたい。

これが非常にしたい。これでもかってくらいにしたい。

そんで裏面にチャンスボールを送ると打たれると思わせてフォアに振られた際の対応として、裏面フォアでフォアクロスにぶち抜き。これもこれでもかってくらいにしたい。

某動画で影響を受けているところです。

ぐっちぃ動画に出てた8面打法の子をよく見ると、興味深い点がいくつかある。

どことなく裏面フォアは打点がシェーク寄りだし、これまでの回内固定フォアを回外固定フォアに変えるだけで同じように打てそう。

参考動画は以下






ペン粒の使い方にしても強打する時にヘッドを真横気味にして振ったりとか、バックでプッシュする際にヘッドを横にするとか、正統派のシェークっぽい打ち方をしているように見える。

ペン粒のプッシュとかスマッシュと言えばこれまでヘッドを落とした打法しか生で見たことが無いからわりかし新鮮。





ということで今後はシェークの技術考察に加えて、ペンの技術考察も幅広くやっていこうと思います。


三日坊主になる可能性も否定できませんが…


以前もブログで書いたかもですが、中ペンは理論上最強の用具です。

バックハンド全盛のこのご時世に、一周して流行るのは中ペンな気がしています。
バックドライブに対しての高速プッシュの技術の確立、加えて片面でのバックドライブの研究がなされれば一昔前の中国の中ペン全盛の時代に逆戻りするのではないかと考えています。

面の制限と、面を作ることによる運動制限をどう生かすか

これがペンの課題でしょう。