戒め記事です。

かれこれ四か月ほど自分から打つ練習はしていないし、打てるボールも繋いで打たせていたら癖がついてしまったようで…
久しぶりにゲームしたら全く打てるボールが来ないと錯覚し延々と打ちこまれてしまうという。

流石に高いボールならチャンスボールと判断できるものの、ネットより低いボールは全般的につながなきゃいけないというもう繋ぎの設定が染みついており、「低いの案外出てますよ」と言われるまで出ていることに気付けなかった。


この前ゲームした時もなんとなく違和感を感じてはいたが、今回明確に感じた違和感の正体はまさにこれ。
「出るか出ないかの判断」がどっかにいってる。

色々教えていて、出ない場合の打法を出る際にも使って実演してたのもあってか、しっかり回転をかけて返すよりも相手の甘えを待つような、催促展開に使える技術が自然と出るように設定されていたようで。

流石に全く甘えてくれない後輩と試合すると、低くても回転が弱かったら積極的にサイドを割られ、その後のラリースピードに追いつけず展開負けみたいな局面が多くあった。


定期的にゲームして自分の待ちの感覚とか、何も考えず自然に出る技術設定がどうなっているか確認しないとダメかもしれない。


少なからず「出たらかける」の意識で相手にブロックをさせることに成功したらそれ以降は自分次第のゲーム性に変えることができる。

「やたら打ちこまれて、相手の質が高くてやられてる、困った 」

とお手上げになる前に、今一度冷静に相手のボールを見定め、本当に出ていないかどうかを確認する癖をつけたい。

こういった視点でプロの試合を見てみると、案外ボールが出ていてそれをきちんと攻められた方が点数を取っていたりもする。
出ていないからビタストップできる局面も、露骨に出ていないからビタストップできるわけで、意味合いとしては「出ているから打つ」と同じくらいゆとりを持った判断で、「出ていないからストップ」みたいなニュアンスも下手したらあるのかも。


最近インハイの試合をネットで見ていても、出ていないボールを繋いで打たれたり、出ているボールを強くいけずにカウンターをされたりといった局面を多く見る。

出るか出ないかの判断は非常に重要であるし、出たボールを貰ってからの展開の確立は試合を安定させるためにはもっとも重要と言っていいだろう。

「出るか出ないか」

上級者から初級者全てのレベルにおいても永遠のテーマとなる。

どうやって判断するかばかり考えるのではなく、単純に全て出る想定の待ち、出るような工夫をしてからの待ちを考えていくのも重要だろう。