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地元鶴岡東高校を応援しに行けば良かった、、、、そう思えるほどの熱戦でした。 

たびたび山形県卓球協会のホームページを見て県内の高校生の試合結果なんかをチェックしてはいましたが、今大会大金星を連発した内田くんは不遇な選手。

カットマンで慣れられているのもあってか個人では全国大会にはなかなかいけない。
最後の大会、それも最高の晴れ舞台で報われて本当に良かったなと。

あの木造相手にキレたカットとナックルカットの択で勝ち、どれだけ強く打たれても返していく。
最終的にはバック攻めしか木造に残された択が無く、その択でも切り続けて攻めのカットで勝ちきるスタイルは世の守り主戦のカットマンの手本になるのではないだろうか。
そして点数を取る度のもう見ている側が楽しくなるような最高のリアクションとパフォーマンス。

「自分+味方ベンチ煽りによる相手への追加煽り効果のお手本」と言ってもいいんじゃないだろうか。

もう最高の煽りだね。自分は苦しい、相手は凄く楽しそう、この局面はよっぽどメンタルが強く無いと覆せないと思う。

誰も予想できないまさかの快勝、学校で勉強しながら眺めていて、もういてもたってもいられなくなって、おうちに帰りましたよ。

続いて他の試合も観戦しましたが、星君の卓球が非常に参考になった。
鶴岡東の卓球はというと、鬼のようなフットワークでオールフォアでギュンギュンドライブをかけていく中国みたいな卓球をする印象がある。
最近はバックも多用するが基本は強いフォアでガンガン押していく、これ以上なくかっこいいフィジカル卓球だ。
そんな中で星君の卓球はただ異彩、強打で攻めていくというより、オールフォアでラリー中のアドバンテージをひたすら積み重ねていく。
例えば中陣で打ちあいになった時、ストレートが狙える局面。
本来ならストレートぶち抜きからチャンスボールを貰いにいくだろうが、そこを一歩前にでて打点を早く深くストレートに返すのみ。
すると名電の選手も強くは返せず、次のボールをぶち抜きに…と思いきや、ミドルに打ち、対して名電も強く返せず、そうしてアドバンテージを維持したままのコース取りを繰り返していく内に最高に浮いたボールが来て、サイドを狙ってラリーを終わらせる。

強打が売りの鶴岡東卓球の中でラリーのアドバンテージを積み重ねていく、脳筋卓球に隠れた知性満載の卓球である。まさに三部くんのような卓球だった。

みうちゃんの高速卓球に魅せられて一発を狙って期待値を稼ごうとしていた私だが、あんなに知性がある卓球を見せられたらマネしたくなるもの。


ダブルスなんかでも打たれたら一発を狙い続け、三割くらいでもまぁいいかと思っていたが、星くんくらいにコンパクトなスイングで設定すれば確かに前でカウンター気味にコースを突けそう。

明日から実装していきたいが、練習しまくってフットワークがある選手でないと無理という話でしょう、私は悲しいです。