※強い選手と試合してみての感想。


試合で使ってみて一番に思ったのは、回転がわからないロングサーブが来たときの対処が非常に難しい。
そもそもの飛距離が出る為、台になかなか収まらない。EL-S使用時のとりあえずかけて弧線を出して収めるやり方だとダメ。
ネットミスするようなコンパクトなかけ方をしてようやく入る。やはり常に打ちこんだり、練習できる環境に無いと使用が難しい。
ふと思い出したかのようにゲームをすると、これまでの弾まないラバーを使っていた時の癖がひょっこり顔を出して、大振りしてしまう。


次に思ったのは、プッシュで上に上がることは絶対にない。
ドライブサーブで相手にバックで触らせて次のボールをストレートにプッシュしようとした時、相手のボールがネットより低いともうどうしようもない。
ストレートにかけてスピードを出すのは食い込み過ぎて難しいし、プッシュするとネットミス。
自分のフォームが悪いのだろうけれど、EL-Sの時のラバー性能に頼ったプッシュはできなかった。
プッシュするにも下→上のスイングを入れてあげないと持ち上がらないみたい。


次に、台上プレーは大方やりやすいが、なんといってもツッツキがやりやすい。
長短変化が付くし、上書きをしてもラバーに噛む感じがして、低く切れたボールが出しやすい。対下も滅法強く、ダブルスの回り込みツッツキで角度をつけてフォアサイドに出るか出ないかの変化を付けやすかった。



またラケットを変えた今だからこそ気付いたのだが、和の極み煉はかなり柔らかい。
あの打球感に慣れてしまっていたから違和感はなくなっていたが、ラザンターR47との相性はよくはない。

吹っ飛ぶ性能があるならばこれ以上ないくらい硬めで、収まりのいいラケット、硬めの五枚とか、インナー素材系とかを使った方がラザンターを使いやすいと思う。

WRMの広告塔ぐっちぃ氏も硬めの五枚にラザンターを使っているみたいだし。

ラザンターはどんなラケットにでも合うラバーではない。
使い手の技術を選び、ラケットを選び、戦型を選ぶ。

ここまで書くと使いづらさしか感じなくなってしまうかもしれないが・・・