チャイナダブルスでもエース格に勝ってしまいましたね。。


(簡潔な感想)
全ての転機は2ゲーム目4-4くらいでの木造の回り込みストレートカウンターか。
最終ゲーム12-12でのエッジをアウトとした主審はもうやめた方がいいんでないの?と思うレベル。
シュシンが素晴らしいスポーツマンシップ。


さて、具体的に何が強かったか解説。


詳細に打法的に説明するにはまだ時間がかかるが、やはり張本の打法は今大会違うく見える。
昔みたいなただデカくて弱いボールしか出せなかったのは違い、今はフォロースルーがコンパクト。
回内位で下から上にスイングする、平野式高速卓球みたいな効率化されたフォームに。
如何せんフォアが強くなっている。カウンターも十分だし。
この時点で大分強くなっているなぁと感じる。


ダブルス的に張本が優れていると言える点はかなりあるが、大方それは木造にも言える。

まず二人とも相手が見えている。
中国選手と比べてボールが弱い二人であるが、ボールスピードでは十分に戦える。
相手が届かないところに早いボールを送れればラリー勝ちするパターンも多々見られる。
バックドライブでかけてミスを誘うのではなく、プッシュ系でコースを先についていく。
ストレートで抜き去る場面が二人ともかなり多いし、フォアでいく比率も少ない。
バックで処理した際のアドをとりやすいのがこのダブルスの強みだろう。
いないところに、いい場面できっちり送れるというのはダブルスの基本ではあるが、流石にここまでエースボールが多いとなるとダブルス日本代表も狙えてくるのではないか。


張本の特筆すべき点として、「ボールの多彩さ」が挙げられる。
相手はチャイナ、強いボールを待っている局面で、なんなら少し下がり気味。
そういう時に低く、弱くとめて次に強くこない工夫をしている場面が散見された。
このスキルは丹羽なんかが得意にしているが、それでも上手くいかずに打たれてしまうケースが多い。
やはりプッシュ系の技術が得意な張本ならではの打球感覚、待ちの感覚があるからであろう。
本線がプッシュ、伏線が止める系となればもはやベテランのような緩急。
一般レベルでもダブルスにおいてペンパチがいると嫌だなと思えるような、そういういやさが張本にはある。


木造の特筆すべき点として、「カウンターの上手さ」が挙げられる。
身長が低いのもあるのかな、低いボールでさえ狙って入っている。
普通繋いでしまって逆襲されるようなループでもきっちりカウンターで盛り返して、次のボールを張本のバックに来るように限定させている。
その次は張本がやりたい放題。
打たれてから強い張本に、適度な打たれ方をするように工夫している。
また、カウンターも威力十分であり、抜けている場面も見られる。


二人ともカウンター・バックプッシュ系が得意な選手ということもあり、催促の手順などほぼイメージ通りにできているのではないか。

浮いたらすぐ叩いて攻めにいける台上技術も魅力。
チキータ系の台上技術はあれば強いが、それに対する対応もかなり進んでいる。
一周してフリックとか嫌らしいツッツキ等の方が読めない分強みもある。



まとめれば
ド派手なことはしていないが、やれることで戦えるダブルス。
よもやシングルスかと思えるような切れない攻撃。
シンプルに強いボールを出すのではなく、相手を見て詰めていく柔軟さ


こんなところか。

かなり面白い試合でしたな。