※昨日上げるはずの記事だったが面倒で断念した内容。
そしたら、フラン氏のブログでこんな記事が
卓球と他のスポーツとの違い
私の考察とは真逆なものだったため、比較して読んで頂けると幸いです。



先日更衣室にて他のスポーツをしている学生と部活に関して話していた際、とある弓道部の学生が弓を射る練習用のもので素振り的なことをしていた

ミニチュアな弓にぶっといゴムがついていてそれを引く練習。
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こんなやつですね。
結構引きごたえがあるやつ。
どうやってするのーと卓球部(私)、バド部(10年以上経験者)、バレー部(医学部界のレジェンドプレイヤー。素人目に見ても上手いし何するにもキレイ。麻雀強い)に弓道部(六年経験者)の講習会が始まった。

まず引くときに頭の上に持っていってから、引くんだー

これだけ。

いや、アバウトすぎんだろ、、、
そんなツッコミをよそに皆やってみる。
弓道部のフォームは左右対称性んいキレイに引けていた。
バド部のフォームは肩を上にキレイ上げられない。
卓球部のフォームはなんか下手らしい。
バレー部のフォームは、すごいっぽい、、、

なんでだろうこれは

おおよそ差は肩の使い方だろうということで、お互いに普段どうやって肩を使っているか解剖用語をばしばし使って議論した。

すると肩を上げる運動が卓球とバドにはそこまで無いことに気付く。
ラケットスポーツ全般に渡って体の遠くで打つことはそれ自体がミスのリスクだし、肩を思い切り拳上させて打つことはそうない。
一方でバレーの場合打点は高ければ高い方がいいスポーツであるし、打つのも掌であるから必然的に体の遠くで打つことが求められる。
それ故に関節全般をより上で使う為に運動させる傾向がある。

要はより真上に挙げる為の意識が強いスポーツが弓道、バレーであった。

なるほど、さらに言えば、同じような関節運動をしているスポーツであれば、同じ動きをする為の理想ムーブに到達するまでの時間が短くなるのか。

となればと思い、カットマンがよくするムーブを意識して弓道部に「鎖骨を拳上させるような運動を意識したらもっと円滑に動けると思う」と指摘してみた。

鎖骨を意図的に動かそうとするよりも卓球であれば肩関節を使った方が強く速く動けるし、関節可動域が広いから意識する必要性は無い。

しかし、拳上に関しては真上に上げることが求められるため、肩鎖関節の意識もひつようなのではないか。

実際にやっているところを見ていたところ
「確かに、意識したこと無いけど、こうしたら楽な気がする」
見たところ、肩関節の水平断の伸展運動が使えていないから、もっと意識した方がより強く引けると思うよといったところ、「ちょっとイメージ無かったな、勉強してみる」とのこと。
もしかして指導法も固定概念が大きいんじゃないの?と聞いてみると、型が重要で見た目が大事なため、その指導者の感覚的な部分によるところが大きいと言う。
理想な関節運動の有無よりも見た目が指導者好みかどうかの方が大事だと。

出た、老害

私も空手をしていたため、確かにそういった節はあると感じていたが、どちらかと言えば先生と同じ動きを強制されるよりも私の場合は、もっと膝まげてとか、手を伸ばして、とか拳の向きを下げないでとか、関節運動単位で指導をされていた為、すんなり上達することができた。

しかし、なんとなくの見た目、なんとなくのあげるとしたフォームぐらいしか指導されていないと言われれば弓道の闇の深さがうかがえる。

また、話は変わって、回内回外の話に移る。

回内は親指を外側に回すような運動、回外は親指を内側に回すような運動。

弓道で弓を射る際、回外しながら引くと言う。
バド、バレーは共に回外回内どちらも使うが、バドは前腕メイン、バレーは上肢全体を使うらしい。また、テニス部に聞いたところどちらも使うとのこと。
卓球であれば人によってそれぞれ自然と使っており、回内を使うフォアハンドを指導しているのが私の尊敬する平岡氏。
ティモボルや水谷等が使うのは回外位固定のフォアで、私が最近推奨する打法。3Hitとの親和性も高い。
回内しながらのインパクトではフォアのカーブドライブ、回外しながらのインパクトではフォアのシュートドライブなどであろうか。

回内のカーブドライブは元からできたため、回外の方が私としては苦手としている運動。だからこそ弓道の動きも上手くできなかったと考えることもできる。



硬式テニス部の練習は横目で目にすることが多々あったため、「なんでそんな打法をするのか」と疑問に思うことは多々あった。
だってフェデラーとかジョコビッチみたいな打法を真似してぶち抜きをすればいいのに、彼らはポンポン高いボールで繋ぐような打法しかしない。(単にそこまで攻撃的な技術は無いのかもしれないが。)
下から打つことに関して言えば、面が変わっている最中に打つということは前方向へのベクトルが入り、球が離れてしまう。
テニスであってもバドミントンであっても卓球であっても、スイングスピードを上げるために回内回外はするにしても打球直前直後の面を変えてしまうと攻撃的なボールは出ない。
フェデラースロー再生

この動画を見れば顕著だが、ゴリゴリに面移動が起きている割に直前直後では不自然な位に面移動が起きていない。
だが、これはあくまで世界レベルの話。
平岡氏の提唱するようなAA打法においても、上級者が使うAA打法は、必ず直前直後の面移動を起こさずそれでいてAA面を維持している。(※Acute Angle 鋭角)
一般レベルのテニス部の打法を眺めていると、相当に面を開き後ろから前のスイングで合わせて打ちかつ面移動をさせながら打っていた為、弾道も高く球威もなく、それでいてミスを多発していた。
卓球からするとそりゃそうだろうといった打法、テニス部に聞いてみたところ「そこまで意識していないな。引き付けて打つのは知ってる」とのこと。



はてここで、フラン氏の考察不足な点を指摘するならば、
面が打球時に動くか動かないかで言えば、動く技術もあれば動かない技術もある。
しかしながら基本打法から強打に関しては面移動が起きた場合強いボールは出せない。

例えば卓球でいう飛びつきカーブドライブは、テニスの王子様のスネイク使いの海堂のバギーホイップショットと同じ、外側からAA面で面移動でクロスを狙うパッシングショットみたいなものだし、平岡氏が指導するよなストレートに打つぶち抜きストレートは、テニスのフォアストレート強打のような面移動を起こさずにする。

もしテニス経験者で面移動を起こしながら打っているとしたら、
・下手な硬式経験者
・レベル問わずソフトテニス経験者
のどちらかかと考える。
ちょっと言い訳するならば、ソフトテニスは打法、競技性があまりに特殊であるため正直よくわからない。移植できる技術があるのかさえわからない。ソフトテニスが一番ボールが柔らかくて球持ちが有りすぎるからというのもあるかもしれない。


基本的に球離れがある時点で、前方向へのベクトルを消すようにしなければ強いボールは打てない。
そのための面移動を減らす為の運動制限、また運動制限をかけた為に強いボールが打てないといった矛盾があったりもする。

そういう意味でテニスのトッププロの打法は細かく見ないとわからないし、難しいと言える。

しかし、卓球はとってもとっても小さいテニス。それにラケットスポーツの中で一番簡単に飛ばせるスポーツ。

運動制限をかけて、面移動を制限したとて早いボールはいくらでも打てるし、いくらでも安定させることができる。

普段の練習から
・打球直前直後の面移動制限
・前方向ベクトル制限
を意識できれば感覚スポーツから理論スポーツに様変わりさせることができるかもしれない。