今日も部活に顔を出し、全体的に技術指導を行った。
二回目の部活の面々は二日と時間は置いたものの、劣化してる様子なくむしろよくなっていた。
全体的にボールにスピードを乗せられるようになっており、当て感も良い。
一球練習の際は流石にまだまだだが、多球練習時にはきっちり待って理想の運動をできるようになっているよう。
一方で初回の部活の面々は四苦八苦、上手くいくときもあれば上手くいかないときもある。
意識として動いているものに当てに行くといった感覚なせいか、理想の運動の最中にラケットにボールが勝手に当たるといった状態にはできていない。
Nの数が足りないがどうともいえないが、経験的に10時間も意識してやるようにすれば勝手に当たるの意味合いが理解できるのではないか。
まずはボールを見えるようにしフォームを定着させ、入る条件と入らない条件を理解し、できるならば自分の動きがどうなっているかまで理解されたい。
既にほっといても上手くなってくれそうな人がちらほらいるし。
待つ感覚を覚えるのが初心者の方が経験者と比べて異様に早いというのは考察すべき点かと考えられる。
最初から自分から当てに行く感覚がある人が卓球を独自に学ぼうとすれば、当てる感覚がある分ラリーがつながるようになるまでは早い。
その一方で強いボールを打とうとしても、打てるところまで待つ感覚が無い為なかなかできず、最終的に試合として成立させようとした場合は、当てに行く感覚が無い人がゆるりと指導された方が上手くなってしまうのではなかろうか。
また、予想外に全くの初心者にありがちだったのは、体全身を使って打とうとすること
卓球の指導本などでよく言われ、プロや解説者で口走ってしまうごもっともなポイントではあるが、指導をする面からみると全く不必要な要素。
ボールに対し体を動かして寄せに行くという行為は、予想できる範疇の緩いボールに対しては確かに安定して入れる点では有効かもしれないが、今後より試合よりの卓球を学んでいく上では不規則なボールに対しての対応の時間を自ら奪ってしまっているという点において明らかに不必要と言える。
待つ感覚を覚えるのと拮抗してしまうのもまた体全身を使うことか。
平岡氏も動画にて口を酸っぱくしていっているが、平行スタンスで体全身を使わないようにすることの方がよっぽど重要。
これから行う運動において使える関節を理解し、少しずついろんな関節運動を意識して使えるよう足し算していく方が正しいフォームをつくっていく上では重要であろう。
待ちの感覚と、体の使い方を段階的に覚えていくこと、これが今後指導する上で注意すべき課題か。
言っても、3HitTheory的かつAA理論的な打法の礎と簡単な物理法則を理解できれば、放置していても強くなりそうな感はあるが、、、
経過を見ていきたい。
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