なぜ引っかかったかわからないが、ふとこの記事を読んだ
 http://xia.diary.to/archives/43186042.html
明らかに私よりも卓球の上手な方のブログではあるが、大富豪に例えている割には腑に落ちない。 

というか一番大事な要素が書かれていない。

何かと言えば手札の読み方である。
少なからず、卓球は大富豪とは違い手札の枚数が見るものによっては増えたり減ったりと変わってしまうへんてこなスポーツである。 
定石がないせいで、感覚的なものと捉えられているせいで全くわからない。よくチェスだなんて例えられるが、チェスはコンピュータ>人間の構図が確定し、コンピュータさえあれば定石化されてしまっているといっていい。
むしろ例えるならば将棋だろう。まだコンピュータが完全完璧というわけではないし、変化の数がより複雑である。
テニスやバドミントンほど大きく動けない故に生じてしまう複雑性がある。

また、手札のシナジーをどこまで読めるかというのも重要である。
階段、革命等あると思うが、突然大富豪にもかかわらず
クローバーよりハートが強い。ラブアンドピースだね
とか
ロン、リーチ一発三色ドラ10役満
とか、
いくぜ、俺の切り札エクゾディア
とか、全く知らないやり方をされてしまったりする。
その多くが相手の手札のつながりを知らないことに起因する。
安直に飛躍したため、大富豪に話を戻せば知らずにローカルルールを出されていては勝ち目がない。
革命を知らずに革命をされたら「馬鹿なの?」としか言えないだろうが、それが許されるのが卓球、知らなければ負けるのである。
さらに革命をする際の枚数が何枚なのかは人によって違ってしまう。
それも1枚で革命をしているように見えて実際は4枚使っていたりなんてことがあってしまう。

故に何をするにしてもどういったことをどういった目的で行っているかの理解が一番重要である。
また、アドバイスの有効性があるのは、選手、相手、アドバイザーの中で手札の枚数が一番多く見えた者がアドバイザーであり、かつそれを選手が実行可能である時のみである。

何よりも多角的視点が重要となり、そのために色々な書籍を読んだりしている指導者が多いはず。
だが悲しいことにただ色々なジャンルの本を読み漁っても意味は無いと考える。
断片的な知識は体系的知識に勝ることは無い。これは学問をしている人ならだれしもが思うことであろう。
断片的な知識が線でつながり、集合となり、全てに共通する要素が見つかって体系化されない限りは有効性の証明をする際は実験と考察で検証する必要性がある。
そうしてたまたまハマった選手が強くなっていってしまうのが現代の卓球指導の問題点か。
少なからず考察すべき要素は多い。今私達の中でトレンドであった「4スタンス理論」に基づく理想フォームおよび理想ムーブの研究と矯正方法なんかも考察されるべき内容であろう。
 

多少話が飛躍してしまったが、卓球のフォーム考察は予想以上に奥が深い
フォーム一つ、スタンス一つ見るだけでどういう飛びつきをするのか、どういう卓球をしたいのかが浮き彫りになってしまう。
それに反するムーブをした際は、明らかな弱点なのか矯正されたものなのか、はたまた全く知らない世界のものなのか更に考える必要があるのだが。

いずれにせよ、その選手の難点を探すのも「観る 」力が優れていれば可能であろう。

そういう意味でも技術考察を解剖学的視点からし続けるというのは理にかなっていると言っていいのかもしれない。