口コミという名のステマで同期やら他大にも広まってしまいました、YG大のバルサミコです
この度は東日本医歯薬に全日程出場し、プレイヤー兼監督兼ブロガーに加えて「先生」という肩書を手にし嬉しいかぎり。
団体、シングルス、ダブルスに出場し、今回は手抜かず全部勝ちに行く方針で卓球をしていたわけだが、何一つ優勝できず、また研究すべき命題が増えてしまいこれまた嬉しい限り。
その一方でシングルで負けた試合では元から抱えた課題が更に浮彫りになるだけで、勝った試合ではこれまでの研究筋が無くとも勝てる相手としか試合しておらず多少物足りなさを感じた。
ダブルスでは最後に負けた相手が団体でも負けた相手であり、相方へのチャンスメイクに徹し相方が打てば誰に対してもぶち抜ける相手としか直近半年は試合しておらず、チャンスメイクに対し相方が強打をし辛いボールを打たれ軽く相方が繋いだところを返され私は全く待てずあらららなんてことも。
流石に強い相手と試合した際のルーティーン、つまりはフォアに返してフォアフォアにして、私が強いボールを打つ練習をしないと辛いと感じた。
なんて色々書いてみたが直接的な敗因は相手と仲良くなり、私のキャラクターと芸風、更には試合する際のねらい目とその対処法なんかを何から何まで前日に教えてしまったせいかもしれないが…
いつも緊張していた彼は今までにないくらいに生き生きとした卓球をし、凡ミスも少ない。
彼の卓球の始まりを見てしまった。
しかしてそれはしょうがない、関東勢に研究されているというのだもの。力になってあげたいじゃない。
実際私も何故か半年前の弱点をひたすら突かれたが、医学生なのに頭が悪いなぁと思いながら、練習していた技術でテキトーに返して対応したり。
といっても、もっとエグイボールくる想定で研究していた為にあっけなかったが。フォア前、フォアサイドは今や得意です。
さてこれらはあくまで個人的な反省でそれらを元に考察すべき命題が大量に見つかった。
ぱっとひらめいたのが以下の通り
・ルール改正に伴う有効なアドバイスと応援の変化
→四年前、聖マの数の暴力的応援と(自称)二大巨頭とされたYG大の熱狂的応援が公認された現行の日本卓球ルール。それを用いたアドバイスが刺さった事例とタイムアウトの有効例、他大の応援をした際に感じたことから考察。
・ダブルスにおけるサービスレシーブの立ち位置
→ 短い巻き込みアップが最後まで有効であったが、なぜ有効であったか気付かれることは無かった。その理由の考察。
・環境破壊の一手とそれが有用な局面。レベルの低い試合で如何に勝たせるか
→男女共にいわゆる東医体卓球が根強い。だが多くは一般的なものを知らない温室育ちな卓球。それらを打開し、「医学系の」強そうな人を崩すための手順と誰に有効か判断する方法の考察。逆にレベルの低い中で勝率を上げるためにすべき択の考察。
・点差の考察と戦術選択の提案(試合中の択の作り方)
→3-7と7-3の意味、挽回できる人と挽回される人の差の考察。
・ループドライブ戦術の考え方とそのブロック考察。(双方の変化のつけ方とその対応も踏まえて)
→団体優勝校、準優勝校の選手の戦術に大きな差があることを考察した後、更に高レベルの卓球では何が行われているか紐解く。
・引っ掛かりの悪いラバーをバックに張った際の有効な戦術とその対策
→構想外に引き込まれた戦術の解説。対応のむずかしさ、理想ムーブを考える。
試合中これらの考察を行っていたがなかなか難しい。
かなり感覚的な部分であるが、直感は大概当たってしまうもの。
そうした感覚的な部分を経験的に考察し、後輩に残していくべきではないかと思ったのが今大会。
ネタが尽きないので、気が向いたら一つずつ消化していきたいと思います。
四日間疲れました。
卓球楽しかったです。
実際するのと同じくらい、卓球を考えるのは楽しいですね。
ただそれよりも、考えたことが実践され、勝たせることができた時が一番気持ちいいものです。
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