打法研究なり、戦術研究なりをしてて常々思うのだが、移り変わりが激しすぎる

日進月歩といえばそうなのかもしれないが、新たな戦術が生まれる度それに対応するべくして新たな打法、新たな展開が生まれる

現在の前陣卓球に対する答えは安定したラリーでなく、はや攻めでぶち抜きである

オリンピックで水谷がそれを証明し、 さらには平野美宇ちゃんまで全日本でそれを見せつけた

我々一般レベルでもそうで、強くいけるボールの幅を序盤に限定し、七割程度入れられて、次のチャンスボールを間違いなく叩き込めれば点数が取れる

それがたとえ強い相手に対してだったとしても、理屈としては勝負できてしまう

その際に求められるのは対応力に尽きると思うが、サーブレシーブでこねくり回すよりも、シンプルな展開にして自分の練習する幅を狭めてしまえばハメパターンに入れられるし、その初動であるサーブレシーブが相手にとって対応しづらい奇手であればなおさら勝負しやすい

世界レベルの卓球を見ているとチキータをしても負けの状況があるほどに、チキータの催促→チキータ→カウンター→ カウンターのカウンター→次は?
みたいなゲーム性になっているし、数年前のチキータしたらもろチャンスボールの時代でもない

ただ、そこまで定石化してしまったというのもあまりに進化し過ぎではと思うほど

しかして、その定石は対応力が高い世界で生まれたものであり、そうでないレベルでは未だチキータしたら展開勝ちというのは揺るがない

そういう意味でバックブロックはある意味死んだ技の一つかもしれない

ただ当てるだけのバックブロックでは今や本当にチャンスボールだし、伸ばしたりナックルをしたりして、その次のボールをカウンターしに行かなければ盛り返すのは難しい

それまでブロックできたボールをかけ返す癖をつけること

これが初級者レベルからできたら、バックからの展開に自信がつき、フォアに着手しやすくなる

回外ブロックを完成させ、バックのショートカウンターを体系化して後輩に搭載したいものである。