全日本予想を大外ししましたバルサミコです

本日は全日本最終日でしたが、私はあれだけ楽しみにしていた全日本をライブで見ることなく

小さい試合に出てきました

支倉常長杯 という小さい月一大会ではありますが、後輩を強くするためにはちょうどいいレベルで

微妙に強そうな雰囲気を放つ県大会でちょっと勝てるかも、くらいの層と

よくいる中高生

段持ちの社会人

バリバリに打ってる県上位の高校生など

色々なレベルがいてバランスがよく、予選で順位を決めた後にレベル分けの決勝トーナメントがあり

ちょうどいい試合ができる

そこで実際にダブルスを組み、いろいろ教えながらやっていると一日もすれば欠点が大分見つかり

その場で改善を繰り返すことができて、普通に練習するよりも効率よく指導できる

そんな中での一コマで、私は平岡氏に準じて「腰をつかうな」と教える

腰には関節が無いから、腰椎などを回すイメージでも骨盤を回すイメージでも決してない

関節で腰が回る要素を持つのは股関節だから股関節を意識しなさい、と言う

だが

小学生に指導をしているおじさんで、「腰を回せ。腰を回せば自然と体が回る。そしたら力を入れなくてもドライブが入るだろ」

といっている人が

正直馬鹿だなあと。打っているインパクト面が完成していなかったら、そもそも腰を回しても、、、と。

しかし、逆を言えばできていればどうやって回すかはわからないが腰を回せば確かに力はいらないかも

ただそこで疑問が生じた

腰の回し方があっていたとしても、腰だけ回した際の全身の連動性は確保できているのか

腰を回した際に、体がしっくりとシナジーを持って動いている感覚が無ければ力は伝わらないはずだ

今回は腰を回すということをテーマに、全身が一体となるようなドライブを打つには、どういった運動を重ねればいいのか考察する

あまず、主軸となる関節運動は股関節のハマり→戻し運動をベースにするのは言うまでもない

そこをベースとして右半身を利かせるには右ひじを屈曲させたまま、背に沿わせるようなバックスイングを取り、その際に肩関節を手前から開くように使うまではバックスイングとして固定

その後、ラケットを少し下に落とした反動で顔の前まで肩を回すようにしてフォロースイング

これで右半身の運動は結論ついている、と前回までに書いた気がする


ただ、この運動では左半身、背中の筋肉が使えてなくどことなく左半身に浮遊感が残る

そこで左半身を使うためには左手の位置が重要となってくる

実際にやってみればわかるが左手を右に出せば出すほど、左上肢の筋肉が張る感じが出てくると思う

そこから左手を引くと自然に腰が反時計方向に回る

ここで左手を体のどの辺におくか、となれば、よく言われるよう、フリーハンドはボールを掴むような位置に置きインパクト位置を調整する、というのがベスト

というのもその位置であれば自然と打つまで体を閉じることができ、ボールの下からラケットを出し、下から上に弾き打ちすることが安定してできるようになる

フリーハンドを出したままでは邪魔になる為、肘を屈曲させながら肩のあたりに手が来るようにする

その際臍の向きは正面より左方向にいくことはないため、次のボールに対してもいきやすくなる



また、空手の突きをみると左腰に引手というようにして引くのだが、その際臍は正面を向く

この引手をとることで胸の筋肉をはることができる為より速い突きをすることができる

他協議を見てもこうしたフリーハンドを引くという動作はごく一般的に行われる

ただその際、ただ引いているのではなく、どういった運動を助けるために行うのかと明確な理由が存在する 

卓球において一般プレイヤーでは卓球界でよく言われる用語は相当曖昧で理解しづらいものが多く、曲解して理解していることが多い


今回のコシを回すにしてもなぜ回すのか、どうやって回すのかがよくわかっていない場合の方が多い

少なからず、腰を回すのを目的にするのではなく、結果的に回る運動とはどういうものがあるのかを分析して、最終的に腰が回る運動を組み合わせることで、各運動の相殺を無くし、全て順方向の運動で固めることで運動の連動性を担保できると評価した

多分、連動性を担保できるようなストーリーで組み合わせるべき定石は相当多い

これを自分で考察して、ものにしていくっていうのもまた

卓球の面白さの一つになりうるかもしれない

長文失礼